プロパンガス料金が高い本当の理由5つ

 

記事のポイント
  • プロパンガス会社は自由に販売価格を決めることができるため、高い料金でも販売することができる
  • 適正価格で取引をするプロパンガス会社を選んで契約するべき
  • 消費者は全国に2万社ほどあるプロパンガス会社から自由に選ぶことができる

生活に欠かせないガスにはプロパンガスと都市ガスの2種類があります。

それらの料金を比較すると、プロパンガスのほうが料金が高い傾向にあります。
これは紛れもない事実です。
そして、プロパンガスの料金が高くなっているのには理由があります。

今日はプロパンガス料金が高い本当の理由をお話します。

プロパンガスと都市ガスには違いがあります

プロパンガス(LPガス)と都市ガスはガスの成分や供給方法、料金システムなどに違いがあります。
同じガスであってもガスの種類が違うので、それに合ったガス機器を使用しなければいけません。

まずはそれらの代表的な違いについて見ていきましょう。

プロパンガス(LPG) 都市ガス
成分 プロパン、ブタン メタン
重さ(比重) 空気より重い 空気より軽い
発熱量 約24,000kcal/㎥ 約11,000kcal/㎥
供給方法 プロパンガスを液化させ、ボンベに詰めたものをご家庭や店舗に設置し、供給します。 地下に設置されているガス導管を通して各家庭や店舗などに供給されます。
料金システム ガス販売店が自由に料金を決められる「自由料金制」 規制料金によって都市ガス事業者ごとに料金が決まっています。
※2017年より「都市ガス自由化」のためガス事業者ごとに料金が決められるようになった。
プロパンガスのメリット・デメリットについて

プロパンガスのメリット・デメリットについて

プロパンガスは都市ガスに比べて料金が高いのか

結論からいうと、プロパンガスのほうが都市ガスに比べて料金が高くなる傾向にあります。

実際にどれほどのガス料金に差があるのか、以下で見てみましょう。

プロパンガスと都市ガスの1ヶ月あたり10㎥使った場合の料金を比較すると以下のような結果となります。

1ヶ月あたり10㎥を使用した場合の料金比較(2020年12月)

プロパンガス 都市ガス
ガス料金 6,985円 2,011円

【プロパンガス】
基本料金 1,741円+524.4円×10㎥=6,985円

【都市ガス】
基本料金 759円+125.26円×10㎥=2,011.6円

上記の結果から、プロパンガスの料金が都市ガスに比べ約3.2倍も高いことがわかりました。

プロパンガス、都市ガスともに、ガス料金の計算方法は一般的な「ガス料金=基本料+従量料金(従量単価×ガス使用量)」を用いており、プロパンガスは石油情報センターがプロパンガス販売店に聞き取り調査を行い公表している東京都の平均相場価格をもとに計算し、都市ガスは契約者数が最も多い東京ガスの一般契約料金をもとに算出しています。

以下にそれぞれの料金表を示します。

一ヶ月あたりの東京都のプロパンガス料金(2021年2月)

2021年2月 従量単価(円/㎥)
基本料金 5㎥ 10㎥ 20㎥
1,735円 533円 529.1円 523.8円

一般社団法人日本エネルギー経済研究所石油情報センター「地域の価格」参照

東京地域の都市ガス料金(2021年4月)

2021年4月 基本料金(1ヶ月あたり) 単位料金(円/㎥)
0~20㎥ 759円 145.31円
20~80㎥ 1,056円 130.46円

東京ガス:一般料金 参照

また、上記の表から分かるとおりプロパンガスと都市ガスでは明らかな単価の差があり、これらが両者の大きな料金差を生んでいます。

なぜここまで料金に差が出てしまうのか?
これについて後ほど解説します。

ただし、この料金はガスの使用状況や地域により異なりますので、あくまで参考としてください。

プロパンガス料金の計算方法

プロパンガス料金の計算方法

プロパンガス料金が高い本当の理由

プロパンガス料金が高い本当の理由

これまでプロパンガスと都市ガスの違いや、実際の両者の料金差についてお話してきました。

どうしてこれほどまでプロパンガスの料金が都市ガスと比べ高いのでしょうか?
それには以下のような理由があります。

ガス会社が自由に価格を決めている

プロパンガスは自由価格です。
自由価格とは、その言葉通りガス料金を自由に設定できるということです。
つまり、各プロパンガス販売店が自由にガス料金を決定して良いことになっています。

都市ガスや電気、水道のような、国や地方自治体などがある一定の料金体系に設定した規制料金(俗に言う公共料金)のようなものはありません。

よく比較される都市ガスに比べ、プロパンガス料金が高くなってしまう理由にはガスの供給方法による影響もあります。

都市ガスは地下にある配管を通って各ご家庭にガスが供給されるのに対し、プロパンガスは輸入、配送、ガスボンベへの充填、各ご家庭への供給という仕組みになっています。

そのため、プロパンガス販売店は供給される過程で発生するコストと利益を考慮して販売価格を決めています。

ガス会社としてはもちろん利益を追求したいわけですから、プロパンガスの販売員はその仕組を利用してあの手この手でガス料金を高くしようとします。

これがプロパンガス料金が高くなってしまう理由なのです。

ガス自由化とプロパンガス

ガス自由化とプロパンガス

プロパンガスは配送費や人件費がかかる

上述したように、プロパンガスは様々な過程を経て各ご家庭へ供給されます。

販売価格の中でも、プロパンガスの販売店が占めるコストや利益が多いのがプロパンガスの特徴です。

プロパンガス販売店はガスボンベに充填されたプロパンガスを各ご家庭や建物へ配送する必要があり、またプロパンガスの使用料を契約者から回収までしています。

そのため、最も人件費がかかり、プロパンガス販売価格の底上げになっているのです。

これは、配管にガスを通すだけの都市ガスとは大きく異なる点です。

自由料金制であることも理由に、利益を大きく乗せているプロパンガス販売店も少なくありません。

プロパンガスが供給される仕組みとは?

プロパンガスが供給される仕組みとは?

ガス会社同士でガス料金を高く設定している

プロパンガス料金は自由価格ですから、ガス会社の本音としてはできるだけガス料金を高くしたいと考えます。

しかし、価格を高くしすぎるとお客様側としては安いガス会社に変更したいと思うのは当然です。

そこで、お客様の近隣のガス会社同士で、ある程度高い価格帯に揃えて設定するのです。

つまり、ガス会社同士でグルになっているわけです。

そうすることで、お客様はどのガス会社を選んでも結局は高いガス料金を支払うことになるのです。
このようにプロパンガス会社同士が結託して競争力のない市場を形成しているのです。

給湯器やガスコンロなどの無償貸与分が上乗せされている

戸建住宅やアパートにプロパンガスを引き込む場合、ガス会社は自社のガスを契約してほしいと考えます。
そのためにはオーナー様(大家様)に対し、給湯器やガスコンロ、インターホン、ウォシュレットなどの設備を無償貸与という形で提供します。

そして、この無償貸与した設備のお金をガス料金に上乗せするのです。

つまり、無償貸与というのはタダで提供しているのではなく、それをエサに契約させ、さらにその分ガス料金に上乗せして回収するということです。

そして、そのガス料金を支払うのは居住者になります。
(オーナー様ではありません。)

プロパンガスにおける無償貸与契約について

プロパンガスにおける無償貸与契約について

消費者側にも原因がある

しかし、問題は消費者側にもあります。

上述してきたことは、確かに消費者にとっては良くないことです。
それでも、プロパンガスについて無知であることはよくありません。

消費者の多くは、プロパンガスを公共料金だと思っていたり、自宅に来る営業マンの言葉を鵜呑みにして契約してしまう人が多かったりします。

また、プロパンガス会社を消費者側でも自由に選べることを知らない人も多いです。
中には自由に選択できることは知っていても、消費者自身でプロパンガス会社を探すのは難しいです。

そもそもガス料金をパンフレットやホームページに掲載していないところも多く、情報があまり公開されていません。

都市ガスとは違い、プロパンガスは料金を公開する義務がないのも特徴です。

高いプロパンガス料金を安くするためにできること

プロパンガス料金が高くなっている理由をお話しました。
それでは、どのようにすれば高いガス料金を安くすることができるのでしょうか。

それは「適正価格で取引をする優良なプロパンガス会社と契約をする」ことです。

全国にはおよそ2万社ものプロパンガス会社が存在します。
各地域に支社を持っている大きな会社もあれば、各地域に根付いた小さな会社まであるのです。

消費者はその中から自由にプロパンガス会社を選ぶことができます。

優良なプロパンガス会社を探す方法

優良なプロパンガス会社を探すのはどのようにすればよいでしょうか。

まずはお住まいの地域のガス料金相場を調べてから、近くのプロパンガス会社へ1つ1つ見積もりをお願いすれば、いつかは適正な価格で取引をしているガス会社に出会うことができるでしょう。

しかし、初めてする場合はその会社が本当に良い信頼できる会社かどうか判断することは非常に難しいことです。

今まで進められるがままにプロパンガスを契約してきたという方にとっては、現実に良くないガス会社と契約している以上、より慎重にガス会社を選ばなければなりません。

そんな消費者のために、まちガスは不当な料金で取引をしない優良なガス会社を無料でご紹介します。

まちガスで紹介するプロパンガス会社はある一定の審査を設け、審査をクリアしたガス会社のみ紹介しています。
また、お住まいのエリアの相場料金確認から、ガス会社の紹介、契約までを一括してサポートします。

まちガスのように、複数のガス会社から比較して契約までのサポートを行うサービスが普及してきたことにより、適正価格でプロパンガスを利用したい消費者の声がガス会社へ届くようになります。

それにより、これまでガス会社によって形成されていた高い取引価格も下がりつつあります。

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都市ガスやオール電化へ切り替える

都市ガスへ切替が可能な地域であれば、都市ガスやオール電化へ切り替えることでガス代を安くできます。

都市ガスへ切替が可能な地域とは、地下に都市ガスを供給するためのガス導管が通っているかがポイントになります。

これがないと、いくら都市ガスに切り替えたくてもガスの供給元がないので、プロパンガスのままにするかオール電化へ切り替えるしかありません。

また、切替ができるのは一戸建てなどのご自身が物件を所有している場合に限ります。

オール電化へ切り替えは建物ごとで工事が可能なため、自由に切り替えができます。

しかし、今まで使用していたガス給湯器などの設備は使用できないため、すべてオール電化用の設備へ切り替えが必要です。
そのため、大掛かりな切替工事に加え、調理器具などもIHに対応したものに買い替えが必要になります。

プロパンガスから都市ガスへ切り替える方法

プロパンガスから都市ガスへ切り替える方法

賃貸物件にお住まいの方は大家さんへ相談する

もし賃貸物件にお住まいの方でプロパンガス料金を安くするためには、大家さんへ直接交渉または管理会社へ連絡し大家さんにガス会社を変更してもらうようお願いする必要があります。

賃貸物件の入居者はプロパンガス会社との直接の契約者ではないため、ガス会社変更には大家さんが動いてもらうようにするしかありません。
しかし、直接連絡してもプロパンガスの切り替えには手間や労力がかかるため、対応してくれるとは限りません。

以下の記事で大家さんへ相談する際のポイントをまとめているので読んでみてください。

賃貸アパートやマンションのプロパンガス料金が高いのはなぜ?

賃貸アパートやマンションのプロパンガス料金が高いのはなぜ?

まとめ

プロパンガス料金が高い本当の理由は、このようにプロパンガスが自由価格であることを利用し、各種設備の無償貸与をすることが原因なのです。
この仕組み(カラクリ)を初めて知った方も多いでしょう。
知った以上はガス料金を安くするべくアクションを起こすべきです。

まちガスはお客様のプロパンガス料金を安くするお手伝いをします。
もちろん無料です。
どんな些細なことでも構いませんのでお気軽にご相談ください。

プロパンガス料金の節約術18選

プロパンガス代の節約術18選

【まちガス】
TEL : 0120-984-667(フリーダイヤル)
営業時間 : 9:00~19:00(年中無休)
※ 対象者様:戸建所有者 / 物件オーナー / 店舗 / 事務所
※ 集合住宅や賃貸の方は、必ず大家様の許可を得てお問い合わせ下さい。
※ 料金のお支払やガスの開栓閉栓は、ご契約のガス屋さんにご依頼下さい。
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