【徹底解説】プロパンガス供給の仕組み

プロパンガスが供給される仕組みとは?

 

記事のポイント
  • 日本のプロパンガスは原料のほとんどを輸入に頼っている
  • 「輸入>ガス充填所へ輸送>ガスボンベにガス充填>消費者」の流れで供給される
  • プロパンガス会社は利用者への配送コストや利益を考えてガス料金を決める

今日は、プロパンガスが各家庭に配送される仕組みについて説明します。

プロパンガスについて

プロパンガスは液化石油ガスといい、一般的には「LPガス」「LPG」も呼ばれています。

液化石油ガス(えきかせきゆガス、LPガスLPG)は、プロパン・ブタンなどを主成分とし、圧縮することにより常温で容易に液化できるガス燃料(気体状の燃料)の一種である。

Wikipediaより引用:液化石油ガス

そして、プロパンガスにはいくつか種類があります。

主なものとしては家庭や飲食店などの業務用として使われる一般家庭用と、工業用があります。
その他には携帯タイプのボンベや、自動車(主にタクシー)のボンベもあります。

供給先に応じて、種類は様々です。

プロパンガスボンベの種類やサイズについて

プロパンガス供給の流れ

プロパンガスは都市ガスと同じく、原料のほとんどを輸入に頼っています。

輸入されたプロパンガスはガスタンクに貯蔵され、タンクローリーなどで各充填所へ輸送されます。
そして、充填所でガスボンベに充填され、利用者に供給されます。

プロパンガスが消費者のもとへ届けられるまでの流れを見ていきましょう。

  1. 輸入基地(一次基地)に貯蔵
  2. 二次基地へ輸送
  3. 充填所へ輸送
  4. プロパンガスボンベにガス充填
  5. 住戸や建物に配送
  6. ガスボンベを設置してガスを供給

※参考 日本LPガス協会

プロパンガスが利用者に供給されるまでに、3つの業者が関わります。

  • 元売り業者:主にプロパンガスの輸入をしている(①)
  • 卸売業:元売業者からプロパンガスを購入して小売業者へ販売(②~④)
  • 小売業者:卸売業者からプロパンガスを購入して、消費者に供給(⑤・⑥)

元売り業者とは、大手石油会社や商社で、日本には約10社ほどあります。
また、卸売業者は日本に約1000社ほどです。
小売業者は一般家庭にガスを販売しており、日本に2万社ほど存在します。

日本におけるプロパンガス供給の現状

プロパンガスの供給システム


プロパンガスの供給方法は、大きく分けて2通りあります。。

個別プロパン

個別プロパンとは、ガスボンベを各住戸へ設置して供給する方法のことです。
ボンベと一緒に設置されたガスメーターによって、毎月のガスの使用量を計測しています。

各住戸に設置されたガスボンベからガスが供給されるので、「個別供給システム」と呼ばれています。

集中プロパン

集中プロパンとは、プロパンガスを一箇所に貯蔵して、そこから設置されたガス管を通って各住戸にガスを供給するシステムのことを言います。
住宅街などの戸建住宅の集まりや集合住宅、工場などへ供給する際に利用されます。

小口のガス利用者へ供給する個別プロパンとは違い、「導管供給システム」によりプロパンガスが供給されます。
導管供給システムには、さらに「小規模導管供給」「簡易ガス供給」「バルク供給」と呼ばれる供給方法があります。

小規模導管供給

建物内の部屋数が70戸未満の比較的小規模のマンション、団地にはこの方法が採用されています。
そしてこのシステムには「液化石油ガス法」が適用されます。

液化石油ガス法

・「液化石油ガス法」は、正式名称を「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」といい、液化石油ガスによる災害の防止や液化石油ガスの取引を適正にすることを目的として、液化石油ガスの販売などを規制しています。
・液化石油ガス(LPガス)は、主として産業用に使用される場合には「高圧ガス保安法 」、主として一般家庭で使用される場合においては「液化石油ガス法」の規制を受けます。

東京都環境局:液化石油ガス法について

簡易ガス供給

建物内の戸数が70戸以上の大規模な施設の場合には簡易ガス供給が採用されます。
これは、建物の近くにガスを発生させる設備を設置してプロパンガスを供給します。
ガス発生設備とはプロパンガスボンベと気化装置から成るものです。

バルク供給

工場や鉄工所など、比較的大規模な事業者向けに採用されてるガスの供給方法です。
小規模導管供給や簡易ガス供給よりも大規模な供給を必要とする際に採用されます。
大型のタンクのような貯蔵容器にプロパンガスを充填し、施設にガスを供給します。

個別プロパンと集中プロパンについて

プロパンガスと都市ガスの違い

同じガスでもプロパンガスと都市ガスはよく比較されますが、それぞれにはいくつの違いがあります。

大きく異なる点として、供給方法の違いが挙げられます。
供給方法によって両者のガス料金に差が出ていることは言うまでもありません。

プロパンガスは上記の通り、輸入から消費者に届くまでに多くのガス事業者が関わっています。
それぞれの過程で輸送車や配送車を運転する人やガスボンベを設置する人の人件コストがかかっているのです。

プロパンガスの価格は、関わっているガス事業者の利益のほか、ガスを供給するまでにかかるコストが上乗せされていることになります。

一方で、都市ガスは輸入したガスを地下にある配管に通すだけで、消費者にガスを供給することが可能です。

以上のように、ガスの供給方法の違いによってガス料金に大きな差が出ているのです。

プロパンガスと都市ガスの違いについて

プロパンガスの販売業者は自由に選ぶことができる

プロパンガスの販売価格は業者によって異なりますが、どの販売店を選ぶかは消費者が自由に決めることができます。

戸建てをお持ちの方や、不動産オーナーや大家さんは自由に販売店を選ぶことができます。

ただし、集合住宅に部屋を借りている方は個人の判断で販売店を選択できないので注意してください。

もし変更をしたい場合は、直接管理会社や大家さんへ連絡する必要があります。

まちガスではお住まいのエリアの最安値のプロパンガス会社を探すお手伝いをします。

まとめ

いかがでしたか?

プロパンガスが配送される仕組みについて説明しました。

プロパンガスが各ご家庭に供給されるまで、様々な業者が存在します。
それに伴い、プロパンガスの料金や小売価格も変わります。

プロパンガスの料金は業者が自由に決めることができます。
しかし、消費者も自由に販売業者を選ぶことができます。

まちガスでは数多くの販売業者から、あなたがお住まいのエリアで最安値の販売店をご紹介します。

ご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

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