- 自宅のプロパンガス使用料金と全国調査を比べてみる
- プロパンガス料金を下げるためにはガスの使用量を減らす
- ガス会社変更で料金を見直せるが、住居形態によって対応が異なるので注意が必要
あなたは毎月のプロパンガスの使用量は把握していますか?
今日は一般的なプロパンガスの毎月の平均使用量について、1世帯あたりの人数別にご紹介します。
ご自宅の毎月のプロパンガス使用量と比較してみましょう。
目次
プロパンガスのガス使用量㎥とは
プロパンガス(LPガス)の毎月の使用量を説明する前に、プロパンガスの使用量を表す単位について説明します。
プロパンガスの使用量を表す単位には「㎥(りゅうべい)」が用いられます。
「㎥」は、気体の状態のプロパンガス(LPガス)や都市ガスの体積を表す単位です。
しかしガスボンベ内のプロパンガスは液体ですので、液体の単位には「kg」が用いられます。
そのため、一般家庭や集合住宅に設置されているガスボンベには「kg」と表記されています。
日本ではメートルを「米」と書くことから、立方米とも書く。 平米 (m2, へいべい、へーべー)のように立米 (m3, りゅうべい、りゅーべー)あるいはリューベと表記されることもあり、ガスボンベの容積やそこに充填する気体の体積をはじめ、土木・建築・水道・機械の分野などで使用される。
かつては同じ量のステール (stère) を使うこともあった。
1世帯あたりのプロパンガスの月平均使用量
一般財団法人日本エネルギー経済研究所石油情報センターの報告によると、1世帯あたりのプロパンガスの月平均使用量は以下のようになります。
以下のデータはあくまでも1年を通しての平均値なので、季節や建物形態は考慮に入れておりません。
家族人数 | 月平均使用量 |
---|---|
2人以下 | 6.5㎥ |
3人 | 8.9㎥ |
4人 | 11.3㎥ |
5人 | 11.7㎥ |
(参考:平成18年度 プロパン消費実態調査報告書 ※平成18年度調査をもって終了)
あなたのプロパンガス使用量と比べてみていかがですか?
「平均と同じ程度かそれ以下」であれば、今の状態を維持できるように努力しましょう。
一方で、「平均使用量より多いな…」「使用量は同じくらいだけど、毎月のガス料金が高いな…」と感じた方は、毎月の使用量を減らす取り組みをはじめましょう。
プロパンガスは使用量に応じてガス料金が変わるので、使用量が多いとそれに伴ってガス料金も高くなります。
都道府県別家庭用プロパンガスの1世帯あたり月平均使用量
次に都道府県別での家庭用プロパンガスの1世帯あたりの使用量を見ていきます。
1世帯の平均家族人数は3.3人です。
表を見ると、一番使用量が多いのは埼玉県、一番使用量が少ないのは北海道という結果でした。
都道府県 | 1世帯あたり月平均使用量 |
---|---|
北海道 | 4.0 |
青森県 | 5.3 |
岩手県 | 7.8 |
宮城県 | 8.0 |
秋田県 | 6.0 |
山形県 | 7.5 |
福島県 | 8.2 |
茨城県 | 10.9 |
栃木県 | 10.1 |
群馬県 | 7.9 |
埼玉県 | 14.0 |
千葉県 | 12.6 |
東京都 | 10.3 |
神奈川県 | 13.8 |
新潟県 | 10.0 |
長野県 | 7.6 |
山梨県 | 8.0 |
静岡県 | 11.9 |
愛知県 | 11.6 |
岐阜県 | 8.3 |
三重県 | 10.2 |
富山県 | 7.1 |
石川県 | 8.2 |
福井県 | 10.0 |
滋賀県 | 10.3 |
京都府 | 9.9 |
大阪府 | 13.8 |
兵庫県 | 10.6 |
奈良県 | 12.2 |
和歌山県 | 8.0 |
鳥取県 | 8.1 |
島根県 | 9.1 |
岡山県 | 8.8 |
広島県 | 8.5 |
山口県 | 8.3 |
徳島県 | 8.6 |
香川県 | 7.3 |
愛媛県 | 7.1 |
高知県 | 10.9 |
福岡県 | 8.3 |
佐賀県 | 9.2 |
長崎県 | 7.4 |
熊本県 | 6.7 |
大分県 | 7.2 |
宮崎県 | 6.0 |
鹿児島県 | 8.6 |
沖縄県 | 4.7 |
プロパンガスの使用量を抑えるポイント
プロパンガスの使用量を抑えるポイントをご紹介します。
生活の中でプロパンガスを最も使用する場所はお風呂で、その次がキッチンです。
お風呂は水をお湯に変えるためにガスを使用するので、お風呂でのガスの使用量は全体の7~8割を占めています。
毎月のプロパンガスの使用量は、以下のような方法で抑えましょう。
お風呂でのガス使用量を抑える
バスタブにお湯をはる場合は、お湯の温度は低めに設定し、バスタブのお湯の温度が下がらないようにこまめにバスタブの蓋を使用しましょう。
また、洗い場でお湯を使う場合は、シャワーではなく湯船のお湯を使用しましょう。
キッチンでガス使用量を抑える
キッチンでは積極的に電化製品を使用しましょう。
お湯を沸かす場合は、ガスコンロではなく電気ケトルを使用します。
IHコンロを使えばガスを使用することなく調理することができますし、調理時間を短縮するため電子レンジも活用しましょう。
都市ガスやオール電化へ切り替える
都市ガスへ切替が可能な地域であれば、都市ガスやオール電化へ切り替えることでガス代を安くできます。
しかし、どちらも設備を導入するにあたって大規模な工事や資金が必要なため、十分検討する必要があります。
オール電化に切り替えた場合はガス代を抑えることができますが、その分電気代がかかります。
オール電化には専用の電気プランがあり、夜間の電気代を安く抑えることができる一方、日中の電気代が上がる仕組みになっているので注意が必要です。
プロパンガス料金を安くする方法
プロパンガスの使用量を抑えることで、ガス代を節約することができます。
しかし、プロパンガス料金そのものを安くする方法があるのです。
以下に見ていきましょう。
持ち家の場合
戸建住宅を所有している場合は、プロパンガス会社を変えるだけで毎月のガス代を抑えることができます。
以下の手順でガス会社を変えましょう。
- 毎月のガス代を確認する
- 住んでいる地域のプロパンガスの相場価格を調べる
- プロパンガスを供給している会社を複数ピックアップする
- ピックアップした会社の相見積もりを取る
- 契約内容や料金に納得したら契約する
プロパンガスは自由料金制のため、各プロパンガス販売店が料金を自由に設定することができます。
そのため、同じ地域内でも販売店によってプロパンガス料金に2~3倍の差があることも珍しくありません。
ですのでプロパンガス会社を切り替えるだけでガス料金を大幅に削減することができます。
まずは住んでいる地域のプロパンガスの相場料金を確認することから始めましょう。
もし、ご自身で切り替えをすることが面倒だったり、忙しくて手間を掛けられない場合は、まちガスへご連絡いただければ手続きを代行いたします。。
まちガスは、プロパンガスの切り替えをこ検討中の方のために、お住まいの地域の相場料金の調査から複数のプロパンガス会社への見積もり依頼と契約を一括でサポート致します。
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賃貸住宅にお住まいの場合
しかし、アパートやマンションなどの賃貸物件にお住まいの方は、ご自身でプロパンガス会社の切り替えをすることはできません。
プロパンガス会社の切り替えは、会社との契約者である大家さんや管理会社でないとできないからです。
もし、毎月のプロパンガスの料金が高くてガス会社を切り替えたい場合は、大家さんや管理会社へ相談しましょう。
その際は、プロパンガス会社の料金を事前に確認してから相談すると、説得材料となるので有利に進めることができます。
まとめ
いかがでしたか?
毎月のプロパンガスの平均使用量について、世帯人数や都道府県別でご紹介しました。
上記のようにご自身のプロパンガス使用量と比較してみてください。
まちガスではプロパンガス料金の自動計算ツールを提供しています。
利用は無料なので、ぜひお試しください。
プロパンガスの料金無料診断は以下より行なえます。