- 引っ越し先のプロパンガス会社を引き続き契約する必要はない
- 賃貸物件の場合は所有者であるオーナーや大家さんの許可が必要
- プロパンガス会社と契約する前に契約内容等をしっかり確認する
引っ越しをすると、新たにガス、電気、水道の開栓手続きをしなければなりません。
中でもガスには、プロパンガスと都市ガスの2種類があります。
引っ越した先でプロパンガスを契約する際には、物件の種類によって対応が異なるため注意が必要です。
そこで今日は引っ越し先でプロパンガスを使う場合、契約するときのポイントや注意点についてまとめてみました。
目次
まず最初にやるべきこと
引っ越し先がプロパンガスの供給エリアの場合、まず最初に、家に設置してあるガスボンベやガスメーターに記載してあるガス会社とその連絡先をチェックしましょう。
そのガス会社のガス料金が、高いのか安いのかを調べる必要があります。
前の居住者の使用していたガス会社をそのまま使用する必要はないのです。
なお、ガスボンベやガスメーターがない場合もあります。
その場合はガス会社を自分で選ぶところから始めます。
では、引っ越し先の物件別に契約方法をみていきましょう。
一戸建(所有)に引っ越しする場合
購入した戸建住宅へ引っ越す場合、お住まいのエリアでプロパンガスを販売しているガス会社からお好きな会社を選んで契約をするだけです。
ガス会社探しから契約までのステップをまとめてみました。
1 プロパンガスの販売店を探す
お住まいの地域がプロパンガスの供給エリアであることがわかったら、プロパンガス販売店をいくつか探してみましょう。
目安として最低でも3~4社をピックアップし、料金体系や契約内容を調べます。
インターネットを使えばガス販売店の公式HP等で簡単に見つけることができます。
ただし、プロパンガスは料金を開示する義務がないので、HPなどに掲載されていない場合は直接電話などで問い合わせてみましょう。
プロパンガス販売店を探すときの注意点
引っ越しの際には必ず不動産屋や引っ越し業者が絡みます。
しかし、プロパンガス会社を選ぶ際には、不動産屋や引っ越し会社が勧めるガス会社を何も考えずに選んではいけません。
彼らは裏で紹介料などのバックマージンをもらっているため、その分がガス料金に上乗せされて後に高額なガス代を請求されることになります。
また、最初だけ安くして徐々に値上げをしてくる悪質なガス会社もありますし、強引な営業で無理やり契約をさせようとする業者もあるので充分注意しましょう。
2 プロパンガス販売店に見積もりをもらう
選んだプロパンガス会社に連絡をして、実際にガス料金がいくらになるのか、見積もりを取ってもらいます。
しかし、そのときに提示されたガス料金をそのまま鵜呑みにしてはいけません。
安い料金を提示して契約を迫る場合があるのです。
契約者には何も告げずに半年から1年後に、平気で値上げしてくる悪質なプロパンガス会社が中には存在します。
それを防ぐためにも、石油情報センターが公表している「地域のLPガス価格」を参考にして、引っ越し先の地域のガス料金はいくらが適正なのかを知った上で、慎重に比較検討しましょう。
また、新築の物件でプロパンガスを契約する際は、建物が完成する前にプロパンガス販売店を決めておくことをおすすめします。
これにはプロパンガス業界における独特の契約方法が関わっているためです。
詳しくは参考の記事を見てください。
賃貸の戸建住宅に引っ越し
引っ越し先が「賃貸の」戸建住宅の場合、物件の所有者(=大家さん)にプロパンガス会社変更の許可を得てください。
プロパンガス会社はその物件の居住者ではなく、所有者の許可がないとガスボンベやガスメーターの設置ができません。
物件の所有者の許可があればスムーズにガス会社の切り替えができます。
また、場合によってはガスコンロや給湯器などの設備を無償で設置してもらうことができます。
物件のオーナーには、ガス料金が安くなることや給湯器などの設備を「無償貸与契約」で新調できることなどのメリットをお話してみてください。
尚、賃貸の戸建住宅は比較的ガス会社の変更が通りやすい傾向にあります。
ただし、現在のガス会社との契約内容や契約期間によってはガス会社を変更することがマイナスになってしまう可能性もあるので、大家さんとしっかり話し合いましょう。
賃貸アパートやマンションに引っ越し
引っ越し先がアパートやマンションの場合、プロパンガス会社を切り替えるためには大家さんの許可が必要です。
ただし、戸建とは異なり建物の全ての住戸のガス会社をまるごと変更することになります。
ご自身の部屋だけを安いプロパンガス会社に切り替えるということはできないので注意してください。
しかし、アパートやマンションのオーナーには、ガス料金が安くなることで入居者の満足度が上がり、入居率アップにつながるメリットがあります。
また、無償貸与契約で給湯器などの設備を設置する場合は、物件の設備コストが大幅に削減できます。
集合住宅や賃貸物件でのプロパンガス切替のポイント
上述の通り、アパートやマンションといった集合住宅でのプロパンガス切り替えには、自分一人ではできません。
しかし、せっかく引っ越したのにプロパンガス料金が高いのではどうしようもありません。
そこで以下のポイント押さえて大家さんや管理会社、不動産オーナーさんへプロパンガス切替を相談してみましょう。
- お住まいのエリアの適正料金や相場を調べる
- ガス料金が高いという思いを大家さんにしっかり伝える
- ガス会社の切り替えに手間や負担はかからないことを伝える
優良なプロパンガス会社を探す方法
ここからは優良なプロパンガス会社を探す方法をお伝えします。
ご自身で探す上で、料金体系を必ず確認することがポイントになります。
料金設定が明確であるか
プロパンガスは料金体系に規制のある都市ガスと違い、「自由料金制」のため、ガス会社ごとに料金設定がバラバラです。
さらに、同じガス会社でも契約者ごとに値段が違う場合もあります。
月々請求されるガス代は、基本料金とガスの使用量に応じた従量料金によって構成されています。
1㎡の料金を従量単価といいますが、この単価を公表していない不透明な料金設定の会社も数多く存在します。
よってこれらの料金設定について、しっかりと説明してくれる会社は信頼できると言えます。
値上げや値下げの理由が正当かどうか
自由料金制のプロパンガスは、契約後であっても消費者の承諾を得ずに料金を変更することが可能です。
そのため契約時にきちんとした通知をせずに徐々に値上げを行う会社もあります。
このような不当な値上げを行う会社を避けるため、そのガス会社に値上げや値下げに関する規則があるか、そして料金を変更する際には事前通知がされるかを確認するようにしましょう。
料金設定に関する規則が設けられており、料金の変更がある場合に事前に通知をしてくれるような会社は優良であると言えます。
合わせて契約書もしっかりと確認しましょう。
契約内容が明確であるか
毎月使用するガスについての料金体制はもちろんですが、それ以外の契約内容についても明確にされているかしっかりと確認するようにしましょう。
特に、解約時にトラブルになりやすい設備の所有権や解約時の違約金について明記されているかは重要です。
サポート体制が整っているか
突然ガス機器が故障したり、不具合が起きた場合にすぐにガス会社が対応を行ってくれないと困りますよね。
そのような時の対処の仕方もガス会社を選ぶ際に重要なポイントとなります。
緊急時の素早い対応や日常的なガス機器のメンテナンスなど、しっかりとしたサポートを行ってくれる会社を選ぶとより安心と言えます。
プロパンガス切替相談サービスを利用する
優良なプロパンガス会社を探すときは、プロパンガス相談サービスを利用することをおすすめします。
まちガスでは、適正価格でガスを提供し、管理体制などもしっかり整った、厳選されたガス会社のみを紹介しています。
もちろんご相談は無料なので、お気軽にご連絡ください。
まとめ
賃貸物件の引っ越し先がプロパンガスの供給エリアの場合、まずは前の居住者の使用していたガス会社をチェックし、まちガスに問合せましょう。
くれぐれも不動産会社や引っ越し業者などの言われるがままにガス会社と契約してはいけません。
高いガス料金をふっかけられたり、最初は安くても徐々に値上げされたり、後々トラブルになるケースが多いです。
プロパンガス会社は自由に選べるため、前の居住者と同じガス会社と契約する必要はないということをしっかりと覚えておいてください。
まちガスにお問い合わせ頂けましたら、安いプロパンガス会社を無料で紹介致します。
まちガスはお客様の味方です。
プロパンガスのことでお困りなら今すぐまちガスにお問い合わせください。