- ガスボンベ内のガス残量を確認することはできません
- 勝手にボンベを動かしたりしてはいけません
- ガスボンベ内が空になってもガスが使用できなくなることはありません
ご自宅にあるプロパンガスボンベのガス残量が気になったことはありますか?
今回はプロパンガスのボンベの交換についてお話します。
目次
プロパンガスボンベの種類
プロパンガスのガスボンベにはいくつか種類があり、大きく分けて一般家庭用と工業用の2種類があります。
一般家庭用のガスボンベは2~50kgのサイズがあります。
このうち、一般家庭用で最も多く利用されるガスボンベのサイズが20kgと50kgボンベになります。
通常、20kgボンベではガスの量が足りない場合、50kgボンベが設置されます。
工業用は425~3000kgのガスが充填できる非常に大きなガスボンベとなっており、一般家庭用と比べて大容量になっています。
この記事では一般家庭用のガスボンベについてお話します。
ガスボンベの残量について知る方法は?
初めてプロパンガスを使われる方だと、ガスの残量がどれくらいか気になることがあるかもしれませんが、残念ながら外から見てもどれくらいガスが残っているか確認することは出来ません。
ガスボンベを揺らして残量を確かめたくなりますが、ガスボンベはガス会社の所有物であり管理責任があるので、もし勝手にボンベを動かして問題が生じた場合、ご自身に賠償責任が生じます。
なので、もしプロパンガスの残量が気になって確かめる目的であっても、絶対にガス容器はいじってはいけません。
揺らした衝撃によるガス漏れで重大な事故に繋がる恐れもあるので、基本的にボンベは触れないようにしましょう。
プロパンガスのボンベが急に空になることはない?
プロパンガスのボンベは急に空になることはありませんのでご安心ください。
どのプロパンガスも急に切れてしまわないような対策がきちん行われています。
ガスボンベは通常2本準備されており、一方が空になった場合はもう片方のガスボンベから自動的にガスの供給を行うシステムになっています。
ですので、よほどの量のガスを急に使わない限り、ガスボンベの中身が空になってガスを使用できなくなるということは起こり得ないのです。
また、最近では電話回線を通じてガスメーターの使用状況を把握できるようなシステムを採用しているガス会社も増えており、常にガスの残量を管理してくれています。
ですので、プロパンガスの容器はご自身で交換する必要はなく、残量に応じて随時ガス会社が交換を行ってくれているのです。
また、ガス会社は住人に連絡することなく交換に来るので、ガスボンベを交換する際は立ち会いなどの必要はありません。
ガスボンベの交換頻度
ガスボンベの交換頻度について、世帯人数ごとに必要な1ヶ月のガスボンベの本数を以下の表にまとめました。
ここでは一般家庭で最も多く使用されている20kgと50kgを例にあげています。
20kgのガスボンベの場合、充填されているプロパンガスの容量は8.9~9.8㎥です。
50kgの場合は、22.3~24.6㎥です。
それぞれの容量をプロパンガスの世帯別平均使用量で割って算出しています。
世帯人数 | プロパンガス使用量(㎥) | 20kgボンベ(本/月) | 50kgボンベ(本/月) |
2人 | 6.5 | 0.66~0.73 | 0.26~0.29 |
3人 | 10.0 | 1.02~1.12 | 0.41~0.45 |
4人 | 13.0 | 1.33~1.46 | 0.53~0.58 |
表から分かる通り、20kgボンベだと月に1本程度、50kgボンベだと2ヶ月に1本程度の交換目安です。
ただし、これらは季節やお住まいの地域によって差が出てくるものなので、あくまでも目安としてください。
まとめ
とはいえ、なんらかの理由で急激にガスの使用量が増えたりと、ガスボンベが空になる可能性もゼロではありません。
もし本当に空になってしまったら、現在契約しているガス会社に連絡しましょう。
万が一このような事態になっても、すぐに対応してくれるような信頼できるガス会社と契約していると安心です。