- 停電中は十分な換気をして安全の確保を優先する
- 電源を使用するプロパンガス機器は使えなくなる
- 非常時の対応マニュアルを確認しておくことが安心につながる
もし台風や地震などの災害で急に停電してしまった時、ガスコンロなどのプロパンガス(LPガス)機器を安全に使用するにはどうすればいいのでしょうか。
今回は、停電中にプロパンガス機器を使用する際の注意点についてお話します。
目次
停電中にプロパンガス機器を使用する際の注意点
停電中にプロパンガス機器を使用する際はどのようなことに注意すればいいのでしょうか?
まずは換気をすること
停電中は、電動の換気扇が使えません。
換気が不十分なままプロパンガス機器を使用すると一酸化炭素中毒になる可能性があります。
停電中にプロパンガス機器を使用する際は、窓を開けて十分な換気を行うようにしましょう。
得に小型瞬間湯沸器はガスの燃焼量が多いため、使用中はずっと窓を開けておくなどして換気が十分に確保されている状態で使用しましょう。
この際に高い位置の窓を開けただけでは足元にガスが溜まっていることがありますので、勝手口、玄関のドアなどを開けて足元の空気を入れ替えるように意識して下さい。
また、安全上の問題から換気が十分に確保出来ない場合は、プロパンガス機器の使用は控えましょう。
ガス給湯器の凍結に注意する
冬場などの寒い時期に停電が発生した場合、ガス給湯器の凍結防止装置に注意してください。
長時間の停電や、電気ブレーカーを落としていると給湯器の凍結防止装置が動きません。
凍結を防止するため、停電が長時間続きそうな場合は給水の元栓を締めて給湯器の水抜きを行いましょう。
電気が復旧してすぐに給湯器を使用するためにも、停電時の対応マニュアルなどを用意しておくことが大切です。
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100Vの電源を使用しているガス機器について
給湯器、暖房機器などの100Vの電源を使用しているプロパンガス機器は、停電中は使えなくなります。
該当するガス機器としては、主に以下のようなものが挙げられます。
- ガス給湯器
- 追い焚付きガス給湯器
- 床暖房温水器
- ガスボイラー
これらの機器は停電中は使用できなくなるので注意しましょう。
また、停電中でも支障なく使用できるプロパンガス機器には、
- 瞬間湯沸器
- 風呂釜(浴槽の隣についている風呂釜)
- 着火を乾電池により行っているタイプのガスコンロ
などがあります。
ちなみに、ガス給湯器は停電によりお湯の温度や風呂の温度が初期設定値に戻ってしまいます。
停電後の初回利用時は、お風呂にお湯を入れる前に温度設定などが変わってないか確認しましょう。
その他、停電時にプロパンガスを燃料として電気を作り出すことができる発電機もあります。
長時間の使用ができ、安定もしているので、停電時などの非常時でも役に立ちます。
アメリカの軍隊でも利用されているほど性能には一定の評価があります。
計画停電時の対応
時々エリアごとに行われる計画停電時には、停電前の5分以上前までに電源を使用するガス機器の使用は終わらせておきましょう。
ただし、着火に乾電池を使用している場合は問題ありません。
特に給湯器は生活する上で欠かせないものとなりますので、注意が必要です。
計画停電はおおそよ3時間ほどなので、電源が必要なガス機器は停電前、もしくは停電終了後まで待ちましょう。
停電後のガス機器使用再開は、設定数値がリセットされている場合があるので、事前に確認作業が必要です。
まとめ
いかがでしたか?
停電中にプロパンガス機器を使用する際に注意点についてまとめました。
もし停電でお困りの際は、この記事を参考にプロパンガス機器を安全にご使用下さい。
非常時でも対応できるよう、安全対応マニュアルを用意しておけば安心できます。
まちガスでは管理体制がしっかりとしたプロパンガス会社を紹介することができます。
非常時ではガス会社が異常を察知して、即座に対応してくれます。
そういったガス会社を選ぶことが安心に繋がるのです。