- 建物にガスを通すための導管が通っているか確認する
- 6つの手順でプロパンガスから都市ガスへと切り替える
- プロパンガスの解約や工事、新たなガス機器の購入など高額な費用がかかる
プロパンガス(LPガス)から都市ガスへ切り替える方法をご紹介します。
ガスの供給方法に違いがあるため、供給設備の導入が必要になります。
目次
プロパンガスから都市ガスへ切り替えるために必要なこと
建物の近くにガスの導管がある
都市ガスへ切り替えたい場合、まずはお住まいの地域で都市ガスの供給がされているかを確認する必要があります。
各都市ガス会社の公式サイトなどで供給エリアマップが公開されており、そこで確認ができます。
このように都市ガスを使うためには、地下にガス導管が通っていなければなりません。
プロパンガスと都市ガスではガスの供給方法に違いがあります。
プロパンガスはガスボンベを配送し、各ご家庭に設置してガスを供給します。
一方で、都市ガスは地下にあるガス導管にガスを通して供給されます。
しかし、都市ガスは全国に供給されているわけではなく、人口がある程度密集した都市部で供給されています。
その理由は、ガス導管を地下に整備するために莫大な費用がかかるため、都市ガス事業者は設備投資をしても、都市部のような人口が多い地域でないと投資費用の回収が見込めないからです。
ガス導管を引く設備工事ができる
都市ガスの供給が可能なエリアであれば、都市ガスの利用が可能です。
ガスの供給を行うには、地下にあるガス導管を建物まで引く工事を行う必要があります。
ただし、住宅街などの建物が密集したエリアの場合、自分が住んでいる建物に複数の建物が隣接していると、近隣の住民の方の許可を得て工事を行う必要があります。
都市ガスへ切り替えるために、建物の立地状況と近隣住民の許可を得られるかどうかも確認が必要です。
プロパンガスから都市ガスへ切り替える方法
プロパンガスから都市ガスへ切り替えをする際、以下の手順で行います。
都市ガス会社の選定
まずはお住まいの地域でガスを供給している都市ガス会社を選定しましょう。
都市ガスは2017年に「ガスの自由化」となっているので、複数のガス会社へ見積もりを取ることをおすすめします。
都市ガス会社の担当者と打ち合わせと見積もり
都市ガス会社が決定したら、担当者と連絡を取り、現地調査を依頼しましょう。
その際に、ガス導管引き工事等の供給開始までの見積もりを算出してもらいます。
ここでは、見積もりの内訳含め、契約内容をしっかりと確認しておくことが大事です。
契約後にトラブルにならないように、事前に確認しておきましょう。
契約をする
契約内容や見積もりに問題がなければ、契約をします。
工事日の調整
ガス導管を引き込むための工事日の調整をします。
工事にあたり、道路管理者への許可手続きや近隣住民への説明に準備が必要で、およそ1~2ヶ月かかります。
プロパンガス会社へ解約の連絡
工事と並行して、契約中のプロパンガス会社へ解約の連絡をしましょう。
工事日までには、ガスボンベやガスメーターの撤去が必要になります。
ガス導管の引き込み工事と開栓手続き
ガス導管の引き込み工事を行います。
工事が完了後、ガスの開栓手続きと使用できるかテストを行い、問題なければ供給開始がされます。
プロパンガスから都市ガスへの切り替え費用
プロパンガスから都市ガスへ切り替えるには、設備工事が必要です。
ガス導管工事の費用
都市ガスのガス導管を自宅へ引き込むために必要な工事費用は、平均で10~15万円と言われています。
この費用は公道の大本のガス導管からの距離により費用が決められていて、1mあたり1万円ほどです。
公道のガス導管からの距離により費用は変わってくるので、都市ガス会社からの見積もりを確認しましょう。
また、工事の出張費用として1万円前後の費用が別途かかります。
ガス機器の購入や設置費用
都市ガスへと切り替えた場合、今まで使用していたガス機器はそのままでは使用できません。
そのため、都市ガス用のガス機器を新たに買い直すか、現在使用中のガス機器を都市ガス用で使えるように部品を取り替える必要があります。
都市ガス用のガス機器を新たに買い直す場合、商品やメーカーによって値段は異なりますが、コンロや給湯器など数十万円は必要になります。
ガス機器の部品を取り替える場合、新たな都市ガス会社が部品の取り替えに対応していれば数万円程度で済むようです。
ガス機器の費用や対応も、契約前に都市ガス会社へ事前に確認しておきましょう。
プロパンガス解約費用
契約中のプロパンガス会社を解約する際、無償貸与契約を結んでいる場合は、契約満了前の解約だと違約金が発生します。
違約金の額については契約内容や契約期間により異なるので、一度契約書を確認してみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今日はプロパンガスから都市ガスへ切り替える方法について紹介しました。
切り替えをする前に、都市ガスが対応しているエリアかどうかを確認することが重要です。
また、切り替えにはガス導管の供給工事が必要になり、そのための費用も必要です。
工事費用だけでなく、ガス機器の購入、プロパンガス解約の違約金などの費用も別途かかるので、予算と相談して決めましょう。
プロパンガスの料金が高いと感じる場合はまちガスへお問い合わせください。
都市ガスへ切り替えるよりも、お得にプロパンガス会社の切り替えができます。
まずはお気軽にご連絡ください。