- ガスボンベの残量は自分で確かめることができない
- 基本的にプロパンガスはなくならいようになっている
- ガスが無くなったら契約しているプロパンガス販売店に連絡する
プロパンガスは液化石油ガス(LPガス)です。
そのため、ガスボンベの中には液化して体積が小さくなったガスが充填されています。
使用した分はもちろん減りますので、その残りを使い切ったらどうなるんだろう、と心配になるかもしれません。
今回はそのプロパンガスの残量の調べ方と、万が一残量が無くなった場合の対処方法についてご説明していきます。
目次
設置されているプロパンガスは基本的には無くならない
家庭に設置されているプロパンガス(LPガス)がどのくらいガスボンベに残っているかは外から見ても確かめることは出来ません。
プロパンガスはカセットコンロ用のカセットボンベと同様に、液化したガスが容器に入っています。
そのため、カセットボンベのように容器を振ってちゃぷちゃぷと音がすれば、中にガスが入っていると判断もできるかもしれません。
しかし、プロパンガスは安全対策のため転倒防止のチェーンで固定されており、大変重たくて危険です。
また、屋外に設置されたプロパンガスの容器はプロパンガス販売店の所有物ですので、勝手に動かせば、トラブルの原因にもなってしまいます。
では、「どうすれば使い切る前に残量を把握することができるのか?」と思われるでしょう。
実は、プロパンガス容器からガスメーターまでがガスの供給設備で、プロパンガス販売店が責任を持って点検と維持管理をすることになっています。
ですので、残量について心配する必要はありません。
プロパンガスの容器は20kgボンベや50kgボンベなど、サイズに種類があり、その住宅サイズや世帯人数、飲食店の場合もその使用量を考慮して適切なサイズのプロパンガス容器が設置されており、ガスの容器は2本もしくは4本提供されます。
もし1本目を使い切った場合でも、自動的に2本目のボンベに切り替わり、ガスが供給できるようにしてあるのです。
最近は、電話回線を使用してガスメーターの使用状況を販売店が常に管理できる仕組みも増えていますし、プロパンガスの検針時に検針員がプロパンガスの使用量が急に増えていないかなどの確認もしています。
以上のように管理されているため、自分で確認することが出来なくても残量の心配はしなくても大丈夫なのです。
万が一プロパンガスを使い切った場合
それでも万が一、プロパンガスの残量を使い切ってしまった、という場合はどうしたら良いでしょう。
その場合は、すぐに契約しているプロパンガスの販売店に連絡しましょう。
ガス器具を新たに設置してガスの使用が急激に増えたりなど、なんらかの原因でガスの使用量が大幅に増えた結果、残量が空になってしまうという可能性もごく僅かに考えられるからです。
プロパンガス販売店のサービスには、プロパンガスを供給するだけでなく、緊急時の対応や保安管理なども含まれています。
契約しているプロパンガス販売店の連絡先は、契約書や毎月の請求書などに記載がありますので、おかしいと思った時はすぐに連絡を取るようにしましょう。
また、そういった場合は無くなる前に販売店の方から連絡が入ることもあります。ガス販売店からの連絡は後回しにせずに、すぐ対応するほうが安心でしょう。
個人で購入やレンタルしたプロパンガスの残量の調べ方
小型のガスボンベであれば個人で購入やレンタルすることが出来ます。
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その場合に、ガスの残量が知りたい時はどうしたら良いでしょう。
その残量を調べる方法は無いのでしょうか。
持ち上げられる大きさガスボンベであれば重さを量ることで残量を調べることが出来ます。
ガスボンベには肩の部分などにボンベ本体の重量が記載されています。
例えば5kgボンベの本体重量はおよそ7.2kgとなっています。
その場合はガスが満タンまで充填されていると12.2kgになっているはずです。
使用すればどんどん残量が無くなっていきますので、
(残量を調べたいボンベの重さ)ー(ラベルに表示された重さ)=ガスの残量
という風に調べることが出来ます。
また、最近は押し当てるだけでどの高さまで残量が入っているかを確認できる超音波式の残量計(残量チェッカー)などもあります。
そういった器具を購入することで残量を調べることも出来ます。
まとめ
いかがでしたか?
今日はプロパンガスの残量を調べ方と、万が一無くなった時の対応についてをご説明しました。
設置されてあるプロパンガスについては販売店が責任を持って管理していますので残量については心配ありません。
より信頼できるガス会社を選んで契約していれば、万が一のトラブルの時も安心して任せることが出来ます。