プロパンガスの適正価格とは?価格はどう推移している?

プロパンガスの適正価格とは?価格はどう推移している?

普段、ご家庭で利用しているプロパンガスの適正価格はご存知でしょうか?

この記事ではプロパンガスの価格が決まる様々な仕組みと、相場価格の推移を解説します。

【この記事のポイント】
✔ プロパンガスの小売価格は「CP価格」と相関関係がある
✔ プロパンガスのの小売価格は年々上昇しつつある
✔ プロパンガス料金は必ずしもCP価格がすべてではなく、ガス販売店によっても変わってくる

プロパンガス価格が決まる要素

プロパンガスの小売価格の決め方

プロパンガス(LPガス)の小売価格は、ガス原油価格、各輸送・配送コスト、輸送にかかる保険料、人件費、各業者の利益を上乗せされたものによって決まります。

日本にあるプロパンガスの多くは輸入に頼っています。
ガスが輸入され、各拠点へ輸送され、ガスボンベ内にガスの詰替がされてから各ご家庭へ配送・供給されます。
また、プロパンガスが各ご家庭へ供給されるまでに元売り(輸入)業者、卸売業者、小売(販売)業者を経由しています。

小売価格の内訳は、小売(販売)業者の経費が一番高く、全体の6割ほど占めています。
プロパンガスの小売業者は、ガスの配送・供給や管理、ガス料金の集金などを行っているため、人手が必要です。
そのため、プロパンガス小売業者の人件費が高く占めているのです。

プロパンガスの配送される仕組み

プロパンガスが配送される仕組み

日本におけるプロパンガス供給の現状

日本におけるプロパンガス供給の現状

CP価格がプロパンガス小売価格を左右する

CP(Contract Price)価格とは、プロパンガスの世界最大の輸出国であるサウジアラビアの国営企業であり、世界最大の原油輸出量を誇るサウジアラムコ社(Saudi Aramco)が独自に決定しているものです。
ガスを輸入する国とガス資源の取引をするために取り交わす輸出価格です。

CP価格はサウジアラムコ社がプロパンガス産出国や原油価格の入札情勢をもとに一方的に決定するシステムになっているため、日本におけるプロパンガス価格もCPに応じて変動します。

CP価格が上昇すると、プロパンガスの輸入価格も高騰するため、元売り(輸入)業者は高騰した状態で利益を乗せて卸売業者へプロパンガスを売ります。
卸売業者は通常よりも高くなった状態で、小売業者へさらに利益を乗せて販売します。
そうなると小売業者も利益を確保した上で消費者へ販売せざるを得ないため、プロパンガスの小売価格が上昇します。

そのため、CP価格の変動によってプロパンガスの小売価格も変動します。

プロパンガス価格の推移

プロパンガス価格の推移を見てみましょう。

以下の表は過去6年間のプロパンガスの輸入価格、卸売価格、小売価格の平均価格の推移を表しています。
表から分かる通り、輸入価格に比例して小売価格まで変動しています。

プロパンガス1㎥あたりの価格推移(円/㎥)

年度 CIF(輸入)価格 卸売価格 小売価格
2014 176 298 799
2015 116 243 775
2016 85 219 755
2017 125 248 762
2018 119 264 773
2019 111 249 781

参考 石油情報センター「LPG価格の動向(毎月5日公表)」

プロパンガスの適正価格

これまではプロパンガス価格の推移について確認しました。

それではプロパンガスの適正価格はいくらなのでしょうか。

適正価格とは「原価や利益などを考慮に入れて、適当とする価格」を言います。
プロパンガスに当てはめると、販売店によって金額設定が異なるため、適正価格自体を設定することができません。
そのため、契約しているプロパンガスの料金が妥当なものかを判断する指標として、全国のプロパンガス平均料金を参考に確認してみます。

石油情報センターが公表している情報に基づいて表を作成しました。
お住まいの地域の料金とご自身の料金を比較してみましょう。

都道府県別プロパンガス平均料金(最新版)

2020年6月 基本料金 5㎥
(参考:1~2人暮らし)
10㎥
(参考:3~5人暮らし)
20㎥
北海道 2,136 6,104 9,823 16,791
青森県 1,924 5,774 9,529 16,612
岩手県 1,994 5,567 9,058 15,556
宮城県 1,785 4,895 7,940 13,645
秋田県 1,895 5,343 8,726 15,074
山形県 1,926 5,526 9,089 15,836
福島県 1,832 5,064 8,209 14,236
茨城県 1,737 4,525 7,226 12,338
栃木県 1,690 4,530 7,248 12,368
群馬県 1,778 4,574 7,318 12,447
埼玉県 1,739 4,406 7,038 12,191
千葉県 1,757 4,473 7,089 12,207
東京都 1,727 4,393 7,013 12,340
神奈川県 1,739 4,423 7,045 12,162
新潟県 1,949 5,140 8,217 14,138
長野県 1,828 4,856 7,795 13,322
山梨県 1,742 4,525 7,242 12,662
静岡県 1,849 4,796 7,586 13,025
愛知県 1,825 4,615 7,227 12,216
岐阜県 1,847 4,704 7,412 12,641
三重県 1,847 4,576 7,232 12,104
富山県 2,077 5,438 8,642 14,621
石川県 1,897 5,169 8,299 14,120
福井県 1,810 5,002 8,049 13,774
滋賀県 1,859 4,723 7,478 12,612
京都府 1,876 4,776 7,599 12,936
奈良県 1,852 4,575 7,211 12,332
大阪府 1,816 4,586 7,323 12,607
兵庫県 2,019 5,049 8,010 13,301
和歌山県 1,917 4,767 7,442 12,396
鳥取県 1,923 5,295 8,520 14,724
島根県 2,076 5,306 8,435 14,304
岡山県 1,979 5,266 8,299 13,872
広島県 1,909 5,083 7,797 12,907
山口県 2,011 5,250 8,346 14,079
徳島県 1,848 4,771 7,599 12,851
香川県 1,888 4,961 7,952 13,694
愛媛県 1,918 4,881 7,797 13,239
高知県 1,822 4,733 7,533 12,706
福岡県 1,987 5,016 7,840 12,868
佐賀県 1,926 5,062 7,964 13,240
長崎県 1,834 5,003 8,057 13,586
熊本県 1,781 4,931 7,850 13,080
大分県 1,821 4,763 7,568 12,629
宮崎県 1,692 5,061 8,243 14,007
鹿児島県 1,675 4,865 7,771 13,092
沖縄県 1,747 5,060 8,210 14,124
全国 4,920 7,857 13,391

(参考 石油情報センター「LPガス月別価格(2020年6月現在)」

プロパンガス料金はどのように決まる?

プロパンガス料金はどのように決まる?

都道府県別のプロパンガスの平均料金(最新版)について確認しました。

ご覧の通り、エリアや地域によって基本料金からガス使用量ごとの料金までそれぞれに違いがあります。
遠く離れたエリアであれば年中通しての寒暖差や物価などの違いにより料金差があるのもある程度の理解はできますが、隣り合った県同士でも違いがあるのはなぜでしょうか?

これにはプロパンガス業界の料金が決まる仕組みが関係しています。

プロパンガスは自由料金制といって、販売店が独自に料金を決定することができる仕組みになっているのです。
そのため、ガス料金を設定するための一律の決まりやルールはありません。

そういったことから、同じエリア内でもガス販売店が違うだけでもガス料金に差があることも珍しくないのです。
あるいは同じガス会社でも、隣り合っている住宅ごとにガス料金に差があることも少なくありません。

プロパンガスは自由料金制である

プロパンガスは自由料金制である

プロパンガスの料金システム

プロパンガスの料金の計算方法や料金体系は各ガス会社によって異なります。
原則的にどれも基本料金という固定料金に、従量料金というガスの使用量に応じた料金が加算される仕組みとなっています。

ここでは全国のプロパンガス会社で採用されている代表的な2種類の料金システムを紹介します。

二部料金制

【請求額 = 基本料金 + 従量料金】

これは一番多く採用されている一番シンプルな料金体系です。

例)10㎥使用した場合(基本料金 1,500円、従量単価 300円)
1,500円(基本料金) + 3,000円(従量料金 10㎥×300円) = 4,500円
となります。
※消費税別

スライド制

【請求額 = 基本料金 + 従量料金(使用量に応じて変動する)】

スライド制はガスの使用量に応じて従量単価(プロパンガス1㎥あたりの単価)が変動する料金体系です。
一般的には使用量が多くなるほど従量単価は下がります。

例)14㎥使用した場合(基本料金 1,500円)

スライド表

使用量 従量単価
~5㎥未満 390円
5~10㎥未満 360円
10~15㎥未満 330円
15~20㎥未満 300円

1,500円(基本料金) + 4,620円(従量料金 14㎥×330円) = 6,120円
となります。
※消費税別

プロパンガス料金の計算方法

プロパンガス料金の計算方法

まとめ

いかがでしたか?

今日はプロパンガス価格の推移について説明しました。
プロパンガスの小売価格は輸入時の価格や、各ご家庭まで供給される過程でコストや利益などが上乗せされて決定します。

一方で、プロパンガスは販売店ごと自由に料金を設定できるので、必ずしも輸入価格によってすべて決まっているとは限りません。

価格相場などを確認して十分比較検討してプロパンガス業者を選びましょう。

まちガスでは適正な価格で取引をするプロパンガス業者を無料でご紹介できます。
お気軽にお問い合わせください。

【まちガス】
TEL : 0120-984-667(フリーダイヤル)
営業時間 : 9:00~19:00(年中無休)
※ 対象者様:戸建所有者 / 物件オーナー / 店舗 / 事務所
※ 集合住宅や賃貸の方は、必ず大家様の許可を得てお問い合わせ下さい。
※ 料金のお支払やガスの開栓閉栓は、ご契約のガス屋さんにご依頼下さい。
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