- 悪質なプロパンガス会社は契約当初200円台の格安料金を提示してくる
- 半年から1年半後あたりに徐々に値上げをする
- 不当な値上げをしない優良なガス会社を選びましょう
プロパンガス料金は各ガス会社が自由に料金を決めることができます。
それは、ガス料金を上げるも下げるもガス会社の自由だからです。
まちガスはお客様に注意していただきたいことがあります。
目次
異常に安いプロパンガス料金に注意
プロパンガスを利用する人にとって、プロパンガス料金は安いに越したことはありません。
しかし、安すぎるのは問題です。
これは一体どういうことでしょうか?
最初にお話したように、プロパンガス料金は自由料金です。
悪質なガス会社はお客様との契約を取り付けるために、契約当初に売り込み価格として異常に安いガス料金を提示してくることがあります。
具体的に言うと、200円台前半以下の価格帯です。(例:230円)
この価格帯の提案は注意が必要です。
なぜなら、この金額ではガス会社にほとんど利益が出ないからです。
つまり赤字覚悟で異常に安いガス料金を提示してくるのです。
ガス会社はこのままの料金でお客様にプロパンガスを供給し続けるわけではありません。
プロパンガスを供給し始めてから半年から1年後にガス料金の値上げをしてきます。
ガス会社は一度に大きく値上げをするのではなく、「徐々に」値上げをします。
お客様の不満を最小限に抑えつつ、最初の赤字分を取り返すために料金を上げていくのです。
まちガスにお問い合わせいただくお客様には、最初は安かったものの、毎年値上げされ続け気がついたら1㎥単価が480円になっていたというような相談もあります。
これは決して稀なケースではなく、かなり多いのが実情です。
プロパンガスの料金システム
ここで、一度プロパンガスの料金がどのような仕組みになっているかご紹介します。
プロパンガスの料金システムは、原則的にどれも基本料金という固定料金に、従量料金というガスの使用量に応じた料金が加算される仕組みとなっています。
【請求額 = 基本料金 + 従量料金】
これが一番多く採用されている一番シンプルな料金体系です。
例)10㎥使用した場合(基本料金 1,500円、従量単価 300円)
1,500円(基本料金) + 3,000円(従量料金 10㎥×300円) = 4,500円
となります。
※消費税別
仮に、2つの料金体系の異なるガス会社で上記の例のようにガス料金を比較してみると、どれくらいの差が出るのでしょうか。
例)1か月で平均10㎥使用した場合
A社:基本料金1,500円、従量単価300円
1,500円(基本料金) + 3,000円(従量料金 10㎥×300円) = 4,500円
B社:基本料金1,500円、従量単価500円
1,500円(基本料金) + 5,000円(従量料金 10㎥×500円) = 6,500円
6,500-4,500=2,000円
従量単価が200円違うだけで1ヶ月で2,000円もの料金差が発生します。
年間にすると24,000円もの差となるのです。
このように、ちょっとした単価の差でも大きな料金差になってしまいます。
プロパンガス販売員のセールストークに乗せられ、最初に異常に安いガス料金で契約をしてしまうと、当初の何倍もの金額を数年~十数年も払い続ける羽目になるので注意しましょう。
プロパンガス会社を選ぶポイント4つ
プロパンガスのトラブルで最も多いのが、料金に関するものです。
冒頭でお話した、異常に安い料金で契約を取り付けるガス会社と契約してしまうと、必ずと言っていいほどトラブルに発展します。
そのためプロパンガス会社は慎重に選ばなければなりません。
特に料金体制は必ず確認すべき重要なポイントになります。
これから、具体的にチェックするべき点をいくつかに分けて解説していきます。
ポイント1:料金設定が明確であるか
先程も述べましたが、プロパンガス料金は、自由料金制のため会社ごとに料金設定がバラバラです。
さらに、同じガス会社でも契約者ごとに値段が違う場合もあります。
月々請求されるガス代は、基本料金とガスの使用量に応じた従量料金によって構成されています。
1㎡の料金を従量単価といいますが、この単価を公表していない不透明な料金設定の会社も数多く存在します。
よって料金設定について、しっかりと説明してくれる会社は信頼できると言えます。
ポイント2:値上げや値下げに関する説明が明確か
自由料金制のプロパンガスは、契約後であっても消費者の承諾を得ずに料金を変更することが可能です。
そのため契約時に提示された料金が安かったとしても、契約者に告知をせずに徐々に値上げを行う会社もあります。
このような不当な値上げを行う会社を避けるため、ガス会社に値上げや値下げに関する規則があるか、そして料金変更の事前通知が行われるかを確認するようにしましょう。
料金設定に関する規則が設けられており、料金の変更がある場合に事前に通知をしてくれるような会社は優良であると言えます。
ポイント3:契約内容が明確であるか
毎月使用するガスについての料金体制はもちろんですが、それ以外の契約内容についても明確にされているかしっかりと確認するようにしましょう。
特に、解約時にトラブルになりやすい設備の所有権や解約時の違約金について明記されているかは重要です。
トラブルが起こってからでは厄介ですので、契約時にちゃんと確認しておく必要があります。
契約内容に不透明な点がない、信頼できる会社を選ぶようにしましょう。
ポイント4:サポート体制が整っているか
プロパンガスは安全であると言われていますが、間違った設置がされていたり、定期的に点検がされていないと、重大な事故につながってしまう可能性が十分にあります。
もしいきなりガス機器が故障したり、不具合が起きた場合にすぐにガス会社が対応を行ってくれないと困りますよね。
そういったサポート体制も、ガス会社を選ぶ際に重要なポイントとなります。
安全に使うと言っても、正直何をどのようにすればよいか理解していない消費者も少なくありません。
そういった消費者に向けて、ガス機器の使用方法やメンテナンス方法を丁寧に説明してくれたり、万が一の際の対応をしっかりと行ってくれるガス会社を選びましょう。
緊急時の素早い対応や、日常的なガス機器のメンテナンスなど、しっかりとしたサポートを行ってくれる会社を選ぶとより安心と言えます。
優良なプロパンガス会社を探す方法
ここまでは、信頼できるプロパンガスを探すためのコツを紹介しました。
ここからは実際にプロパンガス会社を探すにはどのようにすれば良いかをご紹介します。
お住いの地域の料金相場を調べる
プロパンガス会社を探す前に、まずはお住まいの地域のガス料金の相場を確認しましょう。
石油情報センターでは最新の地域ごとの料金相場を公表しているので、参考に見てみることをおすすめします。
その他に、お住まいの地域の複数のプロパンガス会社の公式HPに掲載されている料金表なども調べてみましょう。
複数の会社を比較検討することで、大体の相場がわかります。
ただし、料金体系をHPなどで公表していない会社も中には存在するので、その場合は直接電話をかけて確認してみましょう。
プロパンガス会社へ見積もりを依頼する
お住まいの地域の料金相場が確認できたら、プロパンガス会社へ見積もりを依頼してみましょう。
最低でも3~4社のガス会社へ見積もりを依頼することがおすすめです。
またこの際、現状のプロパンガス料金をもとに見積もりを依頼することになるので、毎月のガス料金の請求書や使用量がわかるガスメーターの数値や確認できる書類を準備しておきましょう。
もし手元に請求書や検針票がなければ、契約しているガス会社へ連絡して送ってもらってください。
無料見積もりサービスを活用する
プロパンガス会社を探すことは、楽な作業ではありません。
全国には約2万社もプロパンガス会社が存在します。
その中から1社ずつ料金体系を調べて見積もりを依頼するのはとても1人では出来ませんし、引っ越しなどで忙しい時期であればそんなことに時間を割いてはいられません。
また、自分がピックアップしたガス会社が果たして信頼できる会社かどうかも、初めて探す方にとっては判断することは難しいでしょう。
そんなときは、まるごとまちガスへお任せください。
お住まいの地域の厳選されたプロパンガス会社を無料でご紹介可能です。
一括で複数のガス会社の見積もりを比較することができるので、面倒な手間も一切ありません。
さらに、納得できるガス会社が見つかった場合は、契約からガスの開栓までのサポートを一貫して行います。
まちガスの無料診断サービスがおすすめです
まちガスの料金自動診断サービス(無料)で契約中のガス料金が高いか安いかチェックしてみましょう。
入力する項目はたったの2つです。
「プロパンガスの使用量」と「請求金額」だけ。
まちガスが適正価格を自動診断します。
そしてその料金を踏まえてまちガスに問合せてみてください。
まちガスは「適正価格」で「不当な値上げをしない」、「優良なガス会社」を無料でご紹介します。
もちろんガス料金はエリア最安値が基本です。(適正価格の範囲内において)
※賃貸物件にお住まいの方※
賃貸物件や集合住宅にお住まいの方がプロパンガス会社を変更するには、大家さんの許可を得る必要があります。
ガス会社との直接の契約者は大家さんであるため、ガス会社変更をする場合は先に大家さんへ連絡しましょう。
まとめ
大事なことなのでもう一度言います。
異常に安いプロパンガス料金には注意しましょう。
そして悪質なガス会社の罠に引っかかることのないように、まちガスに相談してください。