プロパンガスと電気のセット割引について

プロパンガスと電気のセット割引について

 

記事のポイント
  • セット割のプランにはガスと電気の提供会社が同じ場合と異なる場合の2つのタイプがある
  • 大手の電力会社と契約している人はセット割にするメリットがある
  • プロパンガス会社の切り替えだけで光熱費を下げることができる

電力の自由化がスタートし、誰でも自由に電力会社を選ぶことができるようになりました。

最近ではプロパンガス会社と電力会社が提携して、ガスと電気をセットで申し込むことで割引きをするプランも出てきています。

今日はプロパンガスと電気のセット割引について紹介します。

電力自由化とは?仕組みやメリット・デメリットを紹介

目次

プロパンガスと電気のセット割とは

セット割とは、その名の通りプロパンガスと電気をセットで申し込むことにより毎月の利用料金がお得になるプランです。

セットプランには以下の2つのタイプがあります。

ガスと電気の提供会社が同じ

1つのプロパンガス会社がガスと電気をセットで提供しているケースです。
数あるプロパンガス会社でも、比較的企業規模の大きいプロパンガス会社が提供していることが多いです。

2016年の電力自由化に伴い、プロパンガス会社が電気事業に参入したことにより出てきたものです。

ガスと電気の提供会社が異なる

もう一つは、プロパンガス会社が別の電力会社と提携してセット割引にしているケースです。
プロパンガス会社が電力会社の代理店となり、電気の販売をしています。

こちらのケースは、比較的中小規模のプロパンガス会社が販売していることが多いです。
また、大手の電力会社ではなく、新規参入した電力会社と提携しているプロパンガス会社が多く見られます。

プロパンガスと電気のセットプラン一覧

実際にどのようにセットプランが販売されているのか、タイプ別に見てみましょう。

ここでは一例をご紹介しますが、他のプランも見たいという方は、お住まいの地域のプロパンガス販売店を探してみましょう。
各社で電気とのセットプランを提供している場合があります。

ガスと電気の提供会社が同じケース

シナネン

電気:ミライフでんき
ガス:ひまわりガス

【セット割の内容】

北海道電力エリア
セットにより、120kWhまでの電力量料金が1kWhごとに-0.47円、121~280kWhにおいて-0.6円安くなる。

東電・中電エリア
契約アンペア容量に応じて割引率が変わり、電気料金が安くなる。
30~40A:1%
50A:2%
60A:3%

東北電力エリア
電気のみに比べ、電気料金が3%割引になる。

シナネン株式会社公式サイト

エルピオ

電気:エルピオでんき
ガス:エルピオガス

【セット割の内容】

毎月のプロパンガスと電気料金の合計から100円割引

株式会社エルピオ公式サイト

岩谷産業

電気:イワタニでんき
ガス:マルヰプロパン

【セット割の内容】

プロパンガス料金が最大10%割引。
*適用条件あり

イワタニ首都圏株式会社
イワタニ関東株式会社
イワタニ長野株式会社
イワタニ三重株式会社
イワタニ東海株式会社

ガスと電気の提供会社が異なる

TOKAIグループ+東京電力

電気:東京電力
ガス:TOKAI LPガス

【セット割の内容】

東電エリア
・スタンダードS
従来の従量電灯Bとほぼ同じ。
121-300kWhの電力量料金が1kWhにつき⁻0.02だけ円安くなる。
・プレミアムS
400kWhまで電力量料金が定額で9,700円。
390kWh以上使用する場合、従量電灯Bより安くなる。

中電エリア
・スタンダードS
120kWh以上の電力量料金が中電の従量電灯Bと比べて割安になる。
・プレミアムS
400kWhまで電力量料金が定額で9,250円。
390kWh以上使用する場合、従量電灯Bより安くなる。

TOKAI LPガス公式サイト
TOKAIでんき Powered by TEPCO公式サイト

大丸エナウィン+イーレックス

電気:イーレックス株式会社(新規参入)
ガス:ぽっぽガス

【セット割の内容】

毎月200円割引

関電エリア
・従量電灯A
基本料金は関電と同じで、電力量は使用量に関わらず安い。

東電エリア
・従量電灯B
基本料金・電力量料金ともに、東電より安い。

四電エリア
・従量電灯A
最低料金は四電より安い。
電力量料金は120kWhまでは四電と同じ、それを超えると安くなる。

イーレックス株式会社公式サイト
大丸エナウィン株式会社公式サイト

セット割引プランのメリットとデメリット

セット割引プランのメリットとデメリット

ここまではプロパンガスと電気のセット割引に関する内容を見てきました。
これからセット割引をすることでのメリットやデメリットをご紹介します。

メリット

電気料金を下げられる

現在、大手の電力会社と契約しており、毎月の電気の使用量が多い人には電気料金を下げることができるのでメリットを得られます。

セットプランで採用されている電気料金は、新規で電気事業に参入した新電力会社が提供しているものが多いです。

大手と比べて、新電力会社が提供する電気は、一定の電力を超えると電気料金が安くなるような料金プランになっています。

普段の電気の使用量が多い人にとってはお得になります。

ポイントが貯まる

セット割引プランに申し込みをすると、毎月の料金に応じてポイントを付与してくれる会社もあります。
そのポイントは電子マネーへの交換や、飲食店などで特典を受けるときなどに使えます。

また、そのポイントで電気やガス料金の支払いにあてることも可能です。

電力会社と電気料金の正しい選び方を知ろう

デメリット

電気料金が高くなる場合もある

毎月の電気使用量が多い方のセット割引はお得ですが、比較的電気を使わない方にとっては、電気料金に変わりがないか、かえって料金が高くなってしまう可能性もあります。

大手の電力会社と契約していて、毎月の電気使用量が多い人はセット割引に申し込みをすると良いでしょう。

ガス料金が上がる

セット割引の特典や内容に惹かれ、それを提供しているプロパンガス会社の乗り換えをしたら、逆にガス代が上がって光熱費全体が上がってしまった…なんていうこともあります。

プロパンガス料金は販売店が自由に決めることができます。
そのため、同じ地域内でも販売店が違うことにより、ガス料金が2~3倍も差がある、なんてことも起こりえます。

セット割引の内容の前に、プロパンガス会社の料金システムや料金一覧を確認しましょう。
公式サイトなどに料金を載せていないケースもあるので、その場合は直接連絡してみましょう。

ガス自由化とプロパンガス

プロパンガス会社の切り替えでも光熱費は安くすることができる

セット割を利用することで光熱費を下げられるのは「大手の電力会社と契約しており、毎月の電気の使用量が多い人」ですが、それ以外の人はセット割を選ばなくても、ある方法で光熱費を安くすることができます。

それは、プロパンガス会社の切り替えです。

プロパンガス会社は全国に約2万社ほど存在し、それぞれの会社が自由に料金を決められる「自由料金制」です。

そのため、同じエリア内でもガス販売店ごとでプロパンガス料金が異なることも珍しくありません。
中には、同じプロパンガス会社でも家庭が違うだけで、ガス料金が2~3倍も違ったというケースもあるほどです。

デメリットでも話したように、セット割を提供するガス会社自体のガス料金が高いこともあるため、安易にセット割を選ぶことはせず、プロパンガス会社の切り替えだけでも十分に光熱費を安くする事が可能なのです。

もし光熱費が高いと感じ、あまり電気を使用しないのであれば、ぜひプロパンガス会社の切り替えを検討してみてください。

まちガスでは、そういった人のために優良なガス会社一括見積りサービスを提供しています。
現在のガス料金が高いかどうかの診断から、複数のガス会社への一括見積り、契約から開栓手続きまで一括でサポートします。

まとめ

いかがでしたか?

今日はプロパンガスと電気のセット割引についてご紹介しました。
セット割引に申し込むことにより、電気料金が安くなったり、様々な特典を受けることができたりします。

しかし、セット割引をしているプロパンガス会社への乗り換えによりガス料金が上がってしまい、割引の効果が無くなるまたは割高になるケースもあります。

電力自由化により、自社や他社の電気とセット割を提供できることでガスの契約を取りやすくなったおかげでプロパンガス会社には追い風となりました。
とはいえ、セット割はあくまでもプラスアルファのもので、根本的に光熱費が改善されるとは言い切れません。

光熱費を下げたい方は、プロパンガス会社の変更により、毎月のガス料金を見直すだけで光熱費をぐっと安くすることができます。

たった今セット割引をご検討されている方、プロパンガス会社変更を希望する方はまちガスへご連絡ください。

お電話一本で面倒なプロパンガス会社の変更をサポートします。
もちろんご相談は無料です。

【まちガス】
TEL : 0120-984-667(フリーダイヤル)
営業時間 : 9:00~19:00(年中無休)
※ 対象者様:戸建所有者 / 物件オーナー / 店舗 / 事務所
※ 集合住宅や賃貸の方は、必ず大家様の許可を得てお問い合わせ下さい。
※ 料金のお支払やガスの開栓閉栓は、ご契約のガス屋さんにご依頼下さい。
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