- 家電製品の消費電力をまとめたので確認してみましょう
- 運転時間が長い家電製品は電力消費量が大きくなりがちです
- 家電の消費電力を意識して節約に役立てましょう
普段使っている家電製品の消費電力は知っていますか?
電気代の節約をしたいと思っている方は家電製品の消費電力を把握することで、効率的に節約を行うことができます。
また、家電の買い替えや新しく購入を検討している方は消費電力を参考にして選ぶこともおすすめします。
そこで今日は家電製品の消費電力をまとめるとともに、節電をする上でのポイントを解説します。
目次
家電の消費電力
早速、家電製品の消費電力(W:ワット)を見てみましょう。
以下に用途別の家電一覧とそれぞれの消費電力(W)とアンペア数(A)をまとめました。
※アンペア(A)=消費電力(W)÷100V(家庭の電圧)
表は消費電力が高い順に並べています。
家電についてはメーカーや大きさ、種類によって消費電力は変わってくるものなので、あくまでも目安として考えてください。
キッチン家電の消費電力とアンペア数
キッチン家電 | 消費電力(W) | アンペア数(A) |
IH調理器 | 3000 | 30 |
電子レンジ | 1400 | 14 |
オーブントースター | 1350 | 13.5 |
ホットプレート | 1300 | 13 |
食器洗浄機 | 1300 | 13 |
炊飯器 | 1200 | 12 |
電気ポット | 1000 | 10 |
ワッフルメーカー | 930 | 9.3 |
たこ焼き器 | 700 | 7 |
コーヒーメーカー | 650 | 6.5 |
冷蔵庫 | 500 | 5 |
生活家電の消費電力とアンペア数
生活家電 | 消費電力(W) | アンペア数(A) |
エアコン | 2000 | 20 |
アイロン | 1400 | 14 |
衣類乾燥機 | 1400 | 14 |
掃除機 | 1100 | 11 |
洗濯機 | 900 | 9 |
こたつ | 800 | 8 |
温水洗浄便座 | 470 | 4.7 |
加湿器 | 320 | 3.2 |
電気毛布 | 90 | 0.9 |
電動アシスト自転車(充電時) | 80 | 0.8 |
電気スタンド(白熱灯) | 60 | 0.6 |
ミシン | 60 | 0.6 |
扇風機 | 60 | 0.6 |
理容家電の消費電力とアンペア数
理美容家 | 消費電力(W) | アンペア数(A) |
ドライヤー | 1200 | 12 |
ヘアアイロン | 240 | 2.4 |
電気シェーバー | 10 | 0.1 |
パソコンや周辺機器の消費電力とアンペア数
パソコンや周辺機器 | 消費電力(W) | アンペア数(A) |
デスクトップパソコン | 300 | 3 |
ノートパソコン | 120 | 1.2 |
フォトプリンター | 85 | 0.85 |
インクジェットプリンター | 60 | 0.6 |
無線LANアダプター | 15 | 0.15 |
ゲーム機器の消費電力とアンペア数
ゲーム機器や携帯端末の消費電力 | 消費電力(W) | アンペア数(A) |
PS3 | 250 | 2.5 |
Xbox 360 | 245 | 2.45 |
Wii | 19 | 0.19 |
いかがですか?
普段何気なく使っている家電ですが、意外と消費電力が高いものがあります。
また、消費電力が高い家電を頻繁につけたり消したりすると、それだけでも電気代がかかってしまうので注意しましょう。
例えばエアコンはつけっぱなしにしておくほうが電気代はトータルで安くなります。
今後、家電を使う際はこれらの表にあるような消費電力を意識してみましょう。
電気代節約のポイント
消費電力を知ったところで節約する上でのポイントを家電ごとに見ていきましょう。
電気代の節約はどれだけ電気の消費量を抑えられるかどうかがポイントです。
電気の消費量=電力使用量と言いますが、kWh(キロワットアワー)で表されます。
電気代は一般的にkWhが大きくなるにつれて、料金も高くなる仕組みになっています。
kWh(キロワットアワー)は消費電力(W)×時間(h)で表され、1kWh=1kW(1000W)×1時間という計算になります。
しかし、家電製品は使う時間が数分というものもあれば、冷蔵庫のようにずっと稼働しているものもあるため、電気の消費量は家電を使った時間を1時間ごとの数値に換算して計算する必要があります。
家電を使った時間が分単位の場合、【使用時間(分)÷60】で1時間換算した時間を割り出すことができます。
【電気の消費量】
消費電力1400Wの電子レンジで5分加熱をした場合の電気の消費量
1400W×0.083(5分/60分)=116.2Wh≒0.12kWh
A. 0.12kWh(キロワットアワー)
この電気の消費量が多い家電に絞って対策を取ることが、最も効率的に節約を実現することができます。
そこで、まずは消費電力の大小と家電の運転時間をまとめ、消費電力が多い家電とそうでないものに区別します。
その中から消費電力・運転時間がともに大きい家電を選んで節約のポイントを説明します。
消費電力(W)と運転時間(h)の関係
上記のとおり、エアコン、衣類乾燥機は消費電力も大きく運転時間も長いため、電力消費量(kWh)は大きくなります。
また、冷蔵庫や加湿器のような長時間使うものも消費量は大きくなる傾向にあります。
エアコンと冷蔵庫
先程の図でいう右側に位置する中で節約しやすい家電であるエアコン、冷蔵庫について節約のポイントをお話します。
エアコン
頻繁なON・OFFは避けましょう。
部屋で過ごす時には常に運転させ、温度を低すぎないように設定しておけば無駄な電力を使わずに済みます。
しばらく自宅にいるようであれば、エアコンはつけっぱなしにした方がトータルでは電気代がお得になります。
また、扇風機やサーキュレーターを活用して送風をすることで部屋全体に効率よく空気が回ります。
冷蔵庫
冷蔵庫内の設定温度を調整し、食材等を詰め込みすぎないようにしましょう。
また、扉の開け締めを頻繁に繰り返したり、長時間開けておくことがないよう気をつけることが大事です。
まとめ
いかがでしたか?
今日は家電製品の消費電力一覧と節約のポイントについて紹介しました。
節約をしたい場合は、日頃から家電の消費電力を意識して使うように心がけましょう。