電力メーターとスマートメーターの仕組みや違いについて

 

記事のポイント
  • 従来の電力メーターは現地へ出向いて検針作業をしなければいけませんでした
  • スマートメーターの普及により遠隔で電気の使用量を把握することができるようになりました。
  • スマートメーターへの交換や設置には費用負担がありません

物件には電気をどれだけ使ったかを測るための電力メーターが必ず設置されています。

毎月の電気料金は電力メーターによって計測された電力使用量をもとに計算されており、電気の使用量によって金額が変わります。

そして、最近では電力メーターの代わりにスマートメーターという新しいメーターへの交換が進められており、2016年以降で電力会社を切り替える場合は電力メーターからスマートメーターへの交換が必須です。

そこで今日は重要なメーターの役割を知るとともに、電力メーターとスマートメーターの仕組みやそれぞれの違いについてお話していきます。

電力メーターについて

まずは電力メーターの仕組みについて紹介していきます。

電力メーターの仕組み

電力メーターは2つのタイプのものがあります。

アナログ式誘導型電力量計

アナログ式誘導型電力量計

アナログ式電力量計は、電気が電気が使われると中の円盤が回るようになっており、使われる量が大きくなるにつれて円盤の回転する速度が上がります。
そして、この円盤が回転した回数によって電気の使用量が決定します。
電気使用量はkWh(キロワットアワー)で表されます。

このタイプのメーターはアナログ式という名前があるように、故障したり電源が切れて数値が表示されないなどのトラブルが起きにくいことが特徴と言えます。

上記の図にある【600rev/kWh】は円盤が600回転したら1kWhの電気を使った計算をする仕組みになっています。

ユニット式電力量計

ユニット式電力量計

ユニット式電力量計はアナログ式と違い、内蔵された電子回路で電気の使用量を測ります。
また、計測した電力使用量は液晶画面にデジタルによって表示されます。

アナログ式よりも小型で精度が高く、主にオール電化の物件で使われています。

最近出てきたスマートメーターの電力使用量の計測に近いものがありますが通信機能はありません。
そして、万が一故障した際は数値が読めなくなってしまうことは難点です。

電力メーターの見方

電力会社から送られてくる検針票に書かれている電気の使用量は、電力会社の作業員が検針日に電力メーターに表示されているkWh(キロワットアワー)をもとにして記載しています。

電力メーターに表示されている電気の使用量は、これまで使用した電気の量がすべて足されています。
検針のたびに0に戻すわけではなく、すべて足された使用量から前回の検針時に見た数値を引いて、その月の電気使用量を算出しているのです。

電気代の計算方法について

電気代の計算方法について

スマートメーターについて

2016年4月の電力自由化以降で、電力会社を切り替える場合は「スマートメーター」の設置が必須になりました。
すでに従来の電力メーターを設置している場合はスマートメーターに交換しなければなりません。

スマートメーターの仕組み

スマートメーターの仕組み

スマートメーターは電力使用量をデジタルで計測し、そのデータを通信機能によって送配電事業者から電力会社(小売電気事業者)へ送っています。

これまでの電力メーターとの大きな違いは、電気使用量を遠隔で計測することができる点です。

つまり、今までは電力会社の作業員が電気の使用量を測るためだけに現場での検針作業に行かなければいけませんでしたが、スマートメーターによってそれが不要となりました。

さらに電力使用量を30分ごと細かく計測できるようになり、ご家庭での電気の消費量が多い時間帯、少ない時間帯など、細かいデータも集められるようになったのです。

2016年の電力自由化以降でスマートメーターの普及が進み、今では従来の電力メーターの数は減りつつあります。

電力自由化とは?仕組みやメリット・デメリットを紹介

電力自由化とは?仕組みやメリット・デメリットを紹介

メリット

スマートメーターを導入することで以下のようなメリットを得ることができます。

電気使用量をビジュアルで確認できる

スマートメーターは細かく電気の使用量データを計測することができるので、契約している電力会社のWebサイトで電気の使用量をグラフなどで見ることができます。

電気の使用量をビジュアル化して使用量の変化を捉えることで、ご自宅の電力の消費量を把握することに繋がります。
それをもとに、効率的に節電など電気の使い方を見直すことに役立てることが可能です。

オール電化住宅ではスマート家電と連動させて、消費電力量を計測することもできます。
また、HEMS(ヘムス)と呼ばれる電力メーター情報発信サービスの専用機器をスマートメーターと連携させると、使っている電化製品ごとの電気消費量を知ることもできるのです。

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家庭における1ヶ月あたりの電気代の平均はいくら?

現場での検針作業が不要になる

スマートメーターは遠隔で電気使用量を計測できるので、現場に電力会社の作業員がわざわざ出向いて検針作業をする必要がなくなります。

その結果、防犯上の安全が確保できるとともに、電力会社も人件費などの経費を削減できることがメリットになります。

アンペア数の変更ができる

スマートメーターによって遠隔で操作できることから、契約するアンペア数も遠隔で変更することができるようになりました。

これまでは作業員が現場でアンペアブレーカーを取り替える必要がありましたが、スマートメーターによって立ち会いなども不要で、簡単にアンペア数の変更をすることができます。

ただし、アンペア数を選ぶ契約に限ります。

この他にも将来的にスマートメーターによって実現可能なメリットも存在しています。

デメリット

スマートメーターによるデメリットは、率直に言うとありません。

しかし、通信機能が備わっていることから、プライバシーやデータ漏洩を不安に思う人も一定数はいます。

とはいっても、通信機能を備えているからこそセキュリティは万全であるため、なかなか上記のようなトラブルは起きにくいと考えられます。

プライバシーやデータ漏洩に関しては、スマートメーターに限らずあらゆる通信機器が抱えるリスクです。
近年のIT化の流を考えればセキュリティの体制に対して不安になるよりも、スマートメーターのようなより利便性が上がるような仕組みができることに目を向けるべきでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

今日は従来の電力メーターとスマートメーターの仕組みやそれぞれの違いについてお話しました。

電力自由化により登場したスマートメーターは、私たちにとっても電力会社にとっても非常にメリットのある便利なものです。
電力会社の切り替えによってスマートメーターへの交換が必須となっていますが、メリットを考えればぜひ導入するべきです。

スマートメーターへの交換や設置に関しては、原則として利用者側の費用負担と設置による立ち会いは必要ありません。

電気代を見直す機会にスマートメーターも検討してみてはいかがでしょうか。

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