- カセットコンロ用のガスボンベは自治体の決まりに従って処分する
- プロパンガスボンベはガス販売店が管理しているので個人で処分してはいけない
- プロパンガスの取り扱いはすべて業者に任せることが重要
プロパンガスボンベの種類は、戸建や集合住宅に設置するもの、カセットコンロに使用す小型のもの、そして工場などで使用する大型のものなど、多種多様に存在します。
すべてのガスボンベは、使用後に不燃ゴミとして処分することはできません。
取り扱いに危険が伴うため、定められた適切な方法で安全に処分する必要があるのです。
今日は不要になったプロパンガスボンベを処分する方法についてご紹介します。
目次
カセットボンベの処分方法
まず、家庭や飲食店で一般的に使われているカセットコンロ用のガスボンベの処分方法について説明します。
カセットコンロ用のガスボンベは、お住まいの地域の自治体によって処分方法が異なります。
自治体が公開しているホームページなどで確認してみましょう。
費用はかかりません。
使い切って中身を空にした状態で処分します。
ボンベ内のガスを出すために、缶にに穴を開けてガスを放出させることは危険ですので、絶対にやめましょう。
放出されたガスが火気に引火して火災を起こす恐れがあります。
ガスがまだ残っている状態でガスボンベを廃棄する場合は、穴を開けずにガスボンベに「中身あり」と油性ペンで記載して回収してもらいましょう。
個人で購入したプロパンガスのボンベを処分する方法
最近ではキャンプやお祭りなどでプロパンガスが使われるケースが増えています。
個人でガスボンベをレンタルしたり購入して使われるようになりました。
8kg以下のガスボンベは持ち運びもしやすく、決まりを守れば誰でも行うことができます。
しかし、プロパンガスのボンベは個人で勝手に処分することはできません。
ガスボンベはガス販売店によって1本ずつ管理されており、紛失があれば販売店の損失になってしまうからです。
使用後のガスボンベは、購入やレンタルをした販売店に引き取ってもらいましょう。
中身が入っていても回収してもらえます。
処分する際の手順は以下の通りです。
- 販売店へ電話やメールで問い合わせをする
- 見積もりや注文書をもらう
- ガスボンベを直接持ち込むか引き取りにきてもらう
- メーカーから廃棄業者へ引き渡して処分される
- 廃棄証明書を受け取る
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工業用ガスボンベを処分する方法
工場や事務所などで使うガスボンベは、一般家庭や集合住宅のように、プロパンガスの販売店が配送・設置をする場合もありますが、ときには直接購入する場合もあるでしょう。
十分な注意が必要
工業用のガスボンベ(高圧ガスボンベ)は、「高圧ガス保安法」と呼ばれる法律で規制されており、取り扱いには十分気をつけなければなりません。
工業用ガスボンベは、容量も通常のものよりも多く、プロパンガス以外の可燃性のガスが含まれているので、取り扱いを誤ると有毒ガスの発生や爆発などの大事故につながる恐れがあります。
過去には何件もの工業用ガスボンベによる事故が発生しているので勝、個人での廃棄は禁止されています。
販売元が廃棄
基本的に工業用ガスボンベの廃棄は、販売元の業者が行います。
使用後のガスボンベを処分するには、まず販売元へ返却する必要があります。
もしも購入者以外がガスボンベを返却する場合は委任状を用いて、代理で返却を行います。
しかし、販売元の業者が倒産や廃業で既になくなっている場合は、高圧ガス保安協会が処分方法についてサポートしてくれますので、困った時は高圧ガス保安協会に相談してみましょう。
専門の処理業者
使わなくなった工業用ガスボンベを専門に処理する業者もいます。
ただし、販売元ではないので、その分手数料がかかります。
処理依頼をする場合、まずは処理業者のホームページで問合せまたは電話で連絡してみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今日は不要になったガスボンベの処分方法について説明しました。
ガスボンベを処分する際には決まりを守って行うようにしましょう。
火災などの事故に繋がる可能性があるので、取り扱いには十分気をつけてください。