2011年3月11日に発生した東日本大震災から、今年の3月で10年の節目を迎えました。
地震などの自然災害はいつどこで起こるかわかりません。
自分の身は自分で守るしかいない一人暮らしだからこそ、防災対策は普段からしっかり準備しておく必要があります。
今日は、一人暮らしで用意しておくべき非常用持ち出し袋の中身をおさらいしてみましょう。
目次
非常用持ち出し袋とは?
「非常用持ち出し袋」とは、水道やガス等ライフラインが使えない状況で、数日間自足するために必要な物品を保管しておくものです。
あれこれ詰め込みすぎると荷物が重くなって移動が大変なので、なるべく軽量にコンパクトにまとめておきましょう。
両手の自由がきくリュックサックにまとめ、持ち出しやすい場所に用意しておきましょう。
最低限入れておきたいものリスト
- エコバッグ
- 現金(小銭)
- スマートフォンの充電器
- 身分証明書
- 筆記用具・メモ帳
- マスク
- ばんそうこう
- 目薬や常備薬
- アルコールジェル
- ウエットティッシュ
- 歯磨きセット
- 洗面用具
- 普段使っているめがね
- 汗拭きシート
- 生理用品 ※女性のみ
- 大判のハンカチや風呂敷
- 飴などのお菓子
- 水やお茶などのペットボトル
- ゼリー飲料
- レジ袋
- 使い捨てカイロや冷感タオル
- 小さい携帯用ライト
- 防犯ブザーや笛
- レジャーシート
避難用に入れておきたいもの
外に避難することになったらすぐに持ち出せるように、必要なものをリュックや旅行用バッグに詰めておくと安心です。
リュックは女性なら30ℓ程度のものが目安。
中身を詰めたら必ず自分で背負えるか確かめておくといいでしょう。
水や食品は重くなりますが、避難所で必ずもらえるとは限らないので、3日分くらいは用意しておくべきと言われています。
以下は避難袋に入れておけるといいものの例です。
避難用に入れておきたいものリスト
- 水3日分(ひとり1日3ℓ、3日で9ℓが目安)
- 食品3日分(レトルト食品、缶詰など、手間なく食べられる食料)
- 割り箸などの使い捨てカトラリー
- 缶切り
- 貴重品(現金、通帳、運転免許証、病院の診察券、マイナンバーカード、パスポートなど)
- 防災用ヘルメット
- 衣類、下着
- 耳栓・アイマスク
- レインウエア
- スニーカー(紐なしが便利)
- 携帯用スリッパ
- 懐中電灯(手動式が便利)
- 携帯ラジオ(手動式が便利)
- 予備電池・携帯充電器
- マッチ、ろうそく
- ブランケット
- 軍手
- ハンドタオル
- ハンドソープ
- 体温計
- ゴミ袋
- 携帯用ブランケット
- 携帯用トイレ(1日5パック程度)※3日で15~20パック
女性の場合、以下から必要なものを追加しておきましょう
- 生理用品(1周期分程度)
- 中身の見えないポリ袋(汚物を捨てるのに便利)
- 基礎化粧品
- 身支度グッズ(ヘアブラシ、ヘアゴム、メイク用品、リップクリーム、クレンジングシートなど)
- 防犯ブザー・笛
備蓄しておきたい飲料・食料・生活用品
ここからは番外編です。
非常用持ち出し袋以外に、自宅待機の際に備えておきたいものも併せて押さえておきましょう。
水や食料は「非常用避難袋」のものと合わせて1週間分あれば安心です。
備蓄しておきたい飲料・食料リスト
食品は特別なものを買う必要はなく、普段購入しているレトルトやインスタントの食品を少し多めに買い置きして、日常的に賞味期限を確認しつつ古いものから使っていく「日常備蓄(ローリングストック)」にするとすぐに取り組めます。
- 水(飲料水、調理用など。ひとり1日3ℓ目安×数日分)
- 食品(レトルトや缶詰、インスタントの食料を数日分)
- 野菜ジュース ※ミネラルやビタミン不足を補ってくれます
- 常温で保管ができて加熱せず食べられる物
- 菓子類(チョコレートなど)
- 調味料(塩、しょうゆなど)
備蓄しておきたい生活用品リスト
生活用品は、ペーパー類やポリ袋、食品用のラップなどが多めにあるとさまざまなことに使えるので普段使うものを1セット多めに備蓄しておくと安心です。
- ティッシュペーパー
- トイレットペーパー
- ウエットティッシュ
- ライター
- カセットコンロ・ガスボンベ
- 乾電池
- 食品包装用ラップ ※洗わずに繰り返しお皿を使うため
- 簡易トイレ
- 大型ポリ袋(45ℓのポリ袋は給水袋やトイレの袋としても利用可能)
- 新聞紙など排泄物を吸収・凝固するためのもの(1日5~7回分)
災害で水道が止まったときのために、市販の携帯用トイレを用意しておきましょう。
なお、市販の非常用トイレがなくても大型ポリ袋と新聞紙で代用することができます。
トイレは1日5~7回を目安に数日分、用意しておくといいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
一人暮らしだからこそ、普段からの災害への備えが大切になります。
用意しておくべき防災グッズのリストを活用するとともに、倒れやすい家具の固定や避難経路、避難所の確認なども合わせて行っておくと、より確実な災害への備えにつながります。