- 引越しには荷造り以外にもさまざまな「やるべきこと」があります
- 引越し前・当日・後でやるべきことを明確にしておきましょう
- 計画的に「前倒しで」進めることが肝心です
新居への引っ越しが決定し、嬉しい気持ちになりますが、引っ越しに向けての準備が待っています。
引っ越し業者の手配や電気・ガス・水道・インターネットの手続き、住所変更など、荷物の移動以外にもやることがたくさんあります。
そこで今日は、引っ越しにおける手順をすべてまとめてみました。
目次
手順① 引っ越し日を決める(引っ越し1〜2ヶ月前)
新居が決まったら、まずは具体的な引っ越しの日時を決めます。
引っ越し日を決めるためには、以下の流れで行います。
新居の入居日を確認
まずは新居の入居可能日を確認しましょう。
賃貸借契約書があれば、契約開始日が入居可能日にあたります。
当然ですが、入居可能日前に荷物を入れることはできませんので注意しましょう。
入居可能日以降はいつでも引っ越しは可能ですが、家賃が発生しているので数日以内で引っ越しを済ませられるように日程を調整することがおすすめです。
引っ越し業者の手配
引っ越し日が決まったら、引っ越し業者の手配です。
引っ越し業者は、大手の会社から個人でやっているところまで様々あり、会社によってサービス内容や質も違ってきます。
引っ越し業者を決めるうえでは、最低でも3〜4社に見積もりを依頼することをおすすめします。
また、スケジュールに余裕を持って業者へ見積りの依頼をしましょう。
というのも、シーズンによっては引っ越し業者に依頼しても引っ越し希望日の予約を取りにくくなったり、場合によっては断られることもあります。
さらに、値段もやや割高にされてしまうケースもあるのです。
特に3、4月の新年度あたりはピークを迎えるので、より早めの準備が重要です。
手順② 不用品を処分(引っ越し1〜2ヶ月前)
引っ越し業者探しと合わせて、不用品の処分も進めていきましょう。
古くなった家電や使わなくなったものを引っ越し前に処分しておくと、引っ越し費用も抑えることができます。
最近では捨てるのではなく、フリマサイトなどのサービスを活用することで、中古品として販売したり、無料で別の人に譲ったり、引っ越しをお得に行うこともできるようになりました。
手順③ 電気・ガス・水道・インターネットの移転手続き(引っ越し1ヶ月前)
引っ越しにおいて決して忘れてはならないのが、電気・ガス・水道・インターネットの引っ越し手続きです。
それぞれ、旧居での利用停止手続きや新居での利用開始手続きを行う必要があります。
引っ越し直前でなければ、多くの手続きはインターネットから可能です。
電話やFAXでも可能ですが、忙しい人は24時間の手続きが可能なインターネットがおすすめです。
ただし、ガスやインターネットは引っ越しにおいて立ち会いが必要になる場合が多いので、新居に引っ越してからすぐに使えるように、早めに手続きを済ませておきましょう。
インターネットの引っ越し手続きは回線工事などの遅れを踏まえると、1〜2ヶ月前には引っ越しの連絡を入れておくことをおすすめします。
手順④ 荷造りを始める(引っ越し2〜3週間前)
引っ越しに向けての見通しが立ったら、できるものから荷造りを始めていきましょう。
食器や家電など、引っ越し当日まで使うものがあるので、それ以外のすぐに使わないものから荷造りをしていきます。
このとき、引っ越し業者が決まっていれば、梱包用のダンボールをもらえることが多いので、余裕を持った数のダンボールをお願いして届けてもらいましょう。
季節ものの衣類や靴、家電、書籍や室内の飾り物などを先に梱包していくと良いです。
手順⑤ 役所での手続き(引っ越し1〜2週間前)
続いて、引っ越しによって住所が変わるので、管轄の役所などで住所変更の手続きをする必要があります。
また、クレジットカードなどの住所変更の手続きも必要です。
引っ越しにおいて必要な手続きは以下の通りです。
- 転出届・転居届の提出
- 印鑑登録の廃止手続き
- 郵便物の転送手続き
- クレジットカードなどの住所変更手続き
特に役所での手続きや郵便物の転送手続きは引っ越し前に済ませておきましょう。
クレジットカードなどの手続きはインターネットなどでもできるものが多いので、引っ越しのあとでも良いです。
手順⑥ 旧居での挨拶回り・部屋の掃除(引っ越し前日〜当日)
荷造りがある程度済んだら、できるとこから部屋の掃除を始めていきましょう。
また、旧居まわりでお世話になった方や大家さんへ挨拶を忘れないように。
部屋の掃除は軽微なものであればそこまでキレイにする必要はありませんが、あまりに汚い場合は返金される敷金に影響が出てくる場合があります。
あわせて荷造りの最終確認もしておきましょう。
引っ越し当日になって梱包できていない荷物があると、引っ越しそのものが遅れたり、場合によっては中止になるケースもあります。
追加料金が発生する場合もあるので、最終チェックは欠かさないようにしましょう。
手順⑦ 荷物の搬出と新居への搬入(引っ越し当日)
いよいよ、引っ越し当日です。
予定していた時間に引っ越し業者が来るので、新居へ向けて荷物を搬出します。
当日の搬出作業時は立ち会いの必要があるので、余裕を持ったスケジュールにしておきましょう。
新居でも荷物を搬入する場合は立ち合いが必要です。
また、引っ越し当日に新居でガスの開栓作業の立ち会いを予約していた場合はその対応もします。
一般的に電気と水道は立ち会い不要です。
手順⑧ 部屋の引き渡し・新居の挨拶回り(引っ越し当日〜数日後)
引っ越しが済んだら、部屋の引き渡しを行います。
また、新居のご近所さんへの挨拶回りも一緒に済ませておきましょう。
退去時は契約者本人の立ち会いのもと行う
賃貸物件の場合、不動産管理会社のスタッフや大家さんが退去時の部屋の汚れや損傷などをチェックします。
その際、契約者本人が立ち会いのもと、どのような金額の負担になるのかを話し合って決めます。
特に問題なければ数十分〜30分ほどでチェックが終わり、忘れ物がないかなど最終確認してから鍵を渡して終了です。
新居での挨拶回り
新居での挨拶回りも、できれば引っ越し当日には済ませておきましょう。
引っ越しが遅くなり夜になってしまうようであれば、翌日か次の休日に行うことをおすすめします。
一戸建ての場合は「向こう3軒両隣」で、集合住宅の場合は上下左右の部屋に対して挨拶を行います。
手順⑨ 住所変更の手続き(引っ越し後〜2週間以内)
引っ越しが済んだ後、できれば2週間以内に住所変更の手続きを行いましょう。
転入届や健康保険、年金の住所変更手続きを行います。
多くの手続きは14日以内に済ませないと、各種サービスの適用が遅れてしまうので、引っ越し後の予定としてスケジュールに入れておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今日お話しした通り、引っ越しにはさまざまな「やるべきこと」があります。
基本的には「前倒し」を意識してスケジュールを調整し、予定外のことや遅れてしまった場合でも引っ越しが予定通り終わるように準備をしましょう。
ここで紹介した手順を頭に入れておけば、不安なく引っ越しも進めることができます。