低温調理器の特徴と選び方

低温調理器の特徴と選び方

低温でじっくりと調理ですることで食材を柔らかく、旨味をしっかり閉じ込めたまま料理ができる人気の調理家電、低温調理器。

ローストビーフや豚の角煮、チャーシュー等が誰でも簡単にプロ並みの調理ができます。

またお鍋にセットしておけば、自動で温度管理をしてくれて、じっくりと調理ができるので、ほっておくだけで良いのもポイントです。

今日は近頃話題の低温調理器の特徴と選び方をご紹介します。

目次

低温調理器とは?

低温調理器とは?

低温調理とは、食材を袋に入れて真空状態にし、低温のお湯に入れて長時間加熱する調理方法です。
低温で長時間加熱することで、やわらかくしっとりジューシーな仕上がりになります。

肉や魚が硬くなったり水分が抜けてパサパサになる最大の原因は、高温での加熱によりタンパク質が硬く縮んでしまうこと。

食材によっても違いますが、肉の場合は40℃あたりからタンパク質が変化して美味しくなってきますが、65℃を超えたあたりから今度は硬くなってしまいます。

このタンパク質が硬く変化する直前の低い温度帯でじっくり加熱することで、やわらかく水分を保った状態で調理することができるのです。

メリット

低温調理器一つでローストビーフやステーキ、チャーシューやサラダチキンなどの幅広い料理が手軽に作れることです。

塊肉でも中に均一に火が通るため、おいしく調理することができます。

また、基本的に放っておくだけでOKなので、他の作業を同時進行させることができるのもメリットの一つでしょう。

デメリット

加熱温度によっては食中毒の原因となる菌が増殖してしまうため、細心の注意を払うことが必要です。

特に20~50℃は菌が繁殖しやすいため、60℃くらいで十分な時間加熱することが望ましいです。

また、低温調理器によっては長時間使用するとそのぶん電気代がかかってしまうため、その点にも注意したいですね。

使い方

メーカーによって異なりますが、以下のステップで簡単に使うことができます。

  1. 食材に塩・こしょうなどの下味をつけ、密閉できる袋(チャック付きの袋)に入れる。
  2. 大きめの鍋に水を張り、低温調理器をセット。
  3. 低温調理器の時間や温度などを設定し、水の中に具材を入れる。
  4. タイマーが鳴るまで放置。

事前に設定しておいた温度をしっかり保ちながら加熱してくれるので、いちいち調整する手間もかかりません。

たったこれだけで、本格的な料理ができてしまいます。

向いている料理

低温調理器を使えば、以下のようなパーティで振る舞うような本格料理からトレーニングや身体づくり向きのメニューまで、様々な料理を美味しく作ることができます

  • ローストビーフ
  • ステーキ
  • チャーシュー
  • 鶏レバー
  • 鶏ハム
  • 蒸し鶏
  • サラダチキン
  • サーモンのミ・キュイ
  • サーモンのコンフィ
  • 温泉卵
  • コンポート
  • プリン

低温調理器の選び方

低温調理器の選び方

低温調理器の価格帯は、7000円~3万円程度が相場となっています。

安い低温調理器は手軽に導入しやすいですが、温度センサーやタイマーがうまく稼働しない・タッチパネルやボタンが押しにくいなど、トラブルの口コミも多く報告されています。

ただ安いだけではなく、機能も十分な低温調理器を選ぶために、購入前にチェックすべきポイントを押さえておきましょう。

設定温度と時間

低温調理は温度管理が命です。

低温調理器でもっとも重要な「どれだけ細かく温度と時間を制御できるか」は必ずチェックしましょう。

温度設定については、設定可能な範囲と何度刻みで設定できるかを確認し、もしスペックに記載があれば誤差範囲も調べておきましょう。

こだわり派の方には、より細かく正確に温度制御できるものがおすすめです。

タイマーに関しては設定可能な時間を確認したうえで、終了後に自動でオフになるかどうかも要確認です。

調理後すぐに食材を取り出せるなら自動オフ機能があるほうが手間なく便利。

ですが、食材を取り出し忘れて放置してしまうと水温が下がって傷みやすくなるため、つい忘れてしまいがちな人には自動オフ機能がないほうがおすすめです。

チェックポイント

  • 0.1~0.5℃単位の温度設定が可能か
  • 自動オフ機能の有無

パワーと水量

一度にたくさんの食材を低温調理をしたい方や調理時間を短縮したい方は、消費電力の高いハイパワーなものがおすすめです。

ハイパワーなものほど対応水量も増えるので、大きなかたまり肉や複数枚の肉をまとめて調理することがあるなら対応水量が多いものを選びましょう。

また、パワーが強い低温調理器ほど素早く全体を温めることができますが、どんなにハイパワーだとしても、水からお湯まで温度を上げるためにはそれなりに時間と電気代がかかってしまいます。

低温調理をする際は、最初から設定温度に近いお湯を入れて使うことをおすすめします。

チェックポイント

  • 水温を一定に保ち続けるパワー
  • 調理したい量を確認

対応する鍋のサイズ

使える鍋のサイズや取り付け方も意外と重要な判断ポイントです。

低温調理器は写真で想像するよりも大きいものが多く、手持ちの鍋では深さが足りずうまく固定できないこともあります。

また、十分な深さがない場合は安全装置が働き、上手く稼働できません。

深さ20cm以上あればほとんどの低温調理器は使えるようですが、お家に深めの鍋が無い場合は専用容器を購入するか、浅い鍋でも使えるコンパクトなタイプがおすすめです。

また、耐熱性があれば鍋以外でも使用できます。
低温調理器専用コンテナだと低温調理器使いやすい構造になっているので使いやすいでしょう。

そして、鍋への取り付け方法も機種によって違いがあります。
挟むだけで手軽なクリップ式か、しっかり固定できるネジ式の2種類が主流となっています。

チェックポイント

  • 使いたい鍋やコンテナのサイズ(深さ20cm以上)
  • 固定クリップ式(ワンタッチで手軽)とネジ式(幅広い鍋に対応)

本体の大きさと使い勝手

人によって重要度が変わりますが、便利な機能やサイズに関しても事前に確認しておきましょう。

最新の低温調理器には、Wi-FiやBluetoothでスマホと連携できる機種もあります。

スマホアプリで細かい設定ができたり、調理が終わると通知がきたりと、便利に使えます。
Bluetoothは近距離、Wifiは離れた部屋から操作するのに便利です。

そして、電源ケーブルのプラグが日本仕様かどうかも確認が必要なポイントになります。
海外仕様の3ピンタイプだと変換アダプタが必要になるので注意しましょう。

また、ケーブルの長さが短すぎると、使いたいコンセントに届かない場合もあるので、念のためこちらもチェックしておくことをおすすめします。

サイズは、コンパクトなもののほうが収納しやすく便利ですが、そのぶんパワーや機能が劣ることもあるので、バランスのいいものを選びましょう。

チェックポイント

  • スマホ連携でレシピ選択と調理状況の確認ができる
  • 大きさによってパワーが異なる

まとめ

いかがでしたか?

今日は、低温調理器についてご紹介しました。

低温調理器があることで、お家でも本格的で美味しい料理を作ることができます。
低温調理器を使えば、難しい温度管理は機械に任せて、タイマーをセットするだけです。

最近は、お家で過ごす時間も増えていますので、家でお店のような本格的な肉料理、その他のたくさんの料理ができるのはお得ですよね。

低温調理を使うにあたっては、注意点を守りながら慣れていくことでレパートリーも大きく広がるでしょう。

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