- 新しい冷蔵庫は古いものより電気代が安い
- 冷蔵庫の電気代が最も高くなる季節は「夏」
- 冷蔵庫は使い方次第で電気代を節約することができる
毎日の生活に欠かせない冷蔵庫。
エアコンやテレビと違い、冷蔵庫は24時間365日つけっぱなしで使います。
そんな冷蔵庫には電気代を節約する方法なんてないと思っていませんか?
そこで今日は、冷蔵庫の電気代の目安と、節約の仕方について見てゆきましょう。
目次
冷蔵庫の電気代の算出方法
冷蔵庫の電気代は、冷蔵庫本体に貼ってあるシールの「消費電力量」と、契約している電気会社の1kwhあたりの価格をかけて算出します。
冷蔵庫の場合は、シールはドアの内側に貼ってあることが多いです。
そして、消費電力量の算出は以下の式で算出できます。
電力会社の1kwhの料金×冷蔵庫の年間消費電力÷12=毎月の電気料金
1kwhの電気料金単価は、今お使いの電力会社の領収書やウェブで調べることができます。
例えば、東京電力の場合、1kwhの料金(従来電灯Bプラン)は以下になります。
東京電力 1kwhの料金(従来電灯Bプラン)
最初の120kWhまで(第1段階料金) | 19.88円 |
120kWhをこえ300kWhまで(第2段階料金) | 26.48円 |
上記超過(第3段階料金) | 30.57円 |
一般のご家庭での月の使用料は370kwhが平均のため、30.02円で計算すると、
30.57円 × 290kwh = 8,865円 となりますので、
この冷蔵庫の年間電気料金は 8,865円 です。
電気代は最新の冷蔵庫の方が古いものより安い
新型(2020年製)の冷蔵庫と旧型(2005年製)の冷蔵庫ではどのくらい違うのでしょうか。
15年前の旧型と最新の機種で比べてみましょう。
冷蔵庫の「年間消費電力」で比べてみます。
2005年製と2020年製冷蔵庫の消費電力の比較
2005年製の冷蔵庫 | 2020年製の冷蔵庫 | |
年間消費電力 | 約680kwh | 約290kwh |
年間の電気代 | 約15,600円 | 約7,803円 |
上記の例は、2~3人用に適する容量401~450Lの冷蔵庫です。
使い方にも左右されますが、およそ2倍の差があることが分かりました。
冷蔵庫の電気代は夏に高くなる
冷蔵庫の電気代は1年中同じではありません。
エアコンなど、季節によって使用時間が長い家電は分かりやすいと思いますが、実は冷蔵庫も季節によって電気代が違います。
冷蔵庫の電気代が一番高くなるのは「夏」です。
夏は、他の季節に比べると冷蔵庫内の温度と外気温の差が最もつく季節です。
そのため、夏は冷蔵庫の冷却機能が格段に強く長く運転するので、電気代が高くなってしまうのです。
夏場の冷蔵庫は、開閉時間を開閉回数を少なくしましょう。
冷蔵庫の電気代を節約するコツ5選
では、冷蔵庫の電気代はどのようにして節約するのでしょうか。
設定温度の変更
室内の気温の高い夏と、気温の低い冬は冷える効率が変わりますので、冷蔵庫の設定温度を変えましょう。
冬場は夏場ほど冷やす必要がないので、設定温度を「強」から「中」に変えましょう。
壁から離して設置する
冷蔵庫は外部へ結構な熱を放出しています。
そのため、冷蔵庫を壁につけて設置していると、放出した熱が壁に跳ね返り、冷蔵庫を温めてしまうのでうまく冷えなくなります。
冷蔵庫を壁から離して設置することで、熱の影響を抑え、電気代を節約することができます。
熱い食品は冷ましてから入れる
熱い食品を冷まさずに冷蔵庫に入れてしまうと、庫内の温度が上がってしまいます。
冷蔵庫は庫内の温度を一定に保てるように冷却作業を行うので、熱い食材が冷蔵庫の電力を消費させることになります。
熱い食品は十分に冷ましてから冷蔵庫に入れましょう。
開閉する時間と回数を減らす
冷蔵庫のドアの開閉時間が長かったり、回数が多かったりすると、冷気が多く逃げてしまいます。
そのため、冷蔵庫がフルパワーで稼働する時間が長くなり、電力を多く消費してしまうのです。
冷蔵庫から食材を取り出す時はスピーディーにしましょう。
たくさん詰め込まない
冷蔵庫にたくさんものを詰め込むと、庫内の空気循環が悪くなるので消費電力が上がってしまいます。
また、冷風口付近に物を入れることも空気循環を悪くしてしまうので気をつけましょう。
ものを詰め込むことで庫内で探しものをする時間が長くなるなり、自然と開閉時間が長くなることと開閉回数が増えることにも繋がります。
まとめ
冷蔵庫の電気代は、日頃の動作にすこしだけ注意を払うことで、安く抑えることができると分かりました。
冷蔵庫の使い方を見直して、賢く電気代を節約しましょう。