【引越し】都市ガス使用開始の手続き

都市ガスを引っ越し先で使用開始する手続きについて

 

記事のポイント
  • 都市ガスの開栓作業には立ち会いが必要です
  • ガスの使用開始までに、使用予定のガス機器はすべて用意しておきましょう
  • 引っ越し前がプロパンガスの場合、ガス機器はそのまま使えないので注意しましょう

新しい住まいに引っ越したとき、すぐにガスが使えないと困りますよね。
引っ越しでは様々な手続きが必要なため、忙しさのあまりガスや電気の手続きは後回しにしてしまいがち。

新居でも普段どおりの生活を始めるためには、事前に準備をしておくことが肝心です
そこで今日は都市ガスをお引越し先でも使用開始する場合の手続きについてご紹介します。

目次

引っ越し先で都市ガスを使用開始するまでの流れ

引っ越し先で都市ガスを使用開始するまでの流れ

引っ越し先で都市ガスを開始するためには以下のような手続きが必要です。
都市ガスの開栓には本人または代理人(ガス会社により異なる)による立ち会いが必須となっているので注意しましょう。

  1. ガス会社への申し込み
  2. ガス開栓日の調整
  3. ガス会社の作業員によるガス開栓作業(立ち会い必須)
  4. ガスメーターの確認と点火するかをチェック
  5. 作業員によるお手持ちのガス機器が都市ガスで使用可能か確認
  6. 作業員からガスを安全に使うための説明を受ける
  7. ガスの使用開始

以上が、ガスの使用開始までの流れです。

これらは手続きの基本的な流れですが、その中でも確認すべきポイントがあります。
それを以下で説明します。

ガスの使用開始までに確認しておくべきポイント

開栓日までに使用するガス機器をすべて用意しておく

ガスの開栓日当日に点火確認をするため、それまでに引っ越し先で使うすべてのガス機器を用意しておいてください。

ガスコンロやガスファンヒーターなど、引っ越しをしてから買い揃える予定のものも立ち会い時までには必要です。
また、一部の湯沸かし器や風呂釜から出る排気ガスには一酸化炭素が含まれている可能性があり、ガス会社によっては一酸化炭素濃度の測定などもしてくれます。
しかし、その結果によってはガス機器の使用を中止するようガス会社からお願いされる場合があるので頭に入れておきましょう。

ガスを安全に使用するためにもガス機器の用意は忘れずにしておくことです。

プロパンガスで使っていたガス機器はそのまま使用できない

ガス機器を用意する上で、新たに都市ガスを使用する場合、今まで使っていたプロパンガス用のガス機器は使用できません。

都市ガスとプロパンガスは同じガスでも全くの別物です。

間違って使用すると重大な事故につながる恐れがあるので、引っ越し先で使用するガスの種類と使用予定のガス機器の種類を事前に確認して間違いのないようにしましょう。

プロパンガスで使用していた機器の部品を交換することで都市ガスに適用する方法もありますが、それなりに費用と時間がかかるのと、合う部品がないなどの理由により交換自体ができない可能性もあるため、ガスの種類が異なる場合はそれに適したガス機器を購入することをおすすめします。

プロパンガスと都市ガスの違いについて

ガス使用開始の申し込み時に必要な情報

ガス会社へガス使用開始の申し込みをする際、以下の情報が必要になるので準備しておきましょう。

  • 契約者名と申込者名
  • 引っ越し先の住所と建物の形態(戸建てや集合住宅など)
  • 登録する電話番号
  • ガスの使用開始と開栓日の希望日
  • 日中に連絡の取れる連絡先(電話番号)
  • 支払い方法の選択*

*ガス会社によってはガス開栓の立ち会い時に聞かれる場合があります。
支払い方法は払込書、口座振替、クレジットカード支払いの3つです。

ガス使用開始の申込みは電話またはWebでの手続きが可能です。

ガスの使用開始日のほか、立ち会い日も調整する必要があるため、少なくとも引っ越し予定日の1週間前までには申し込みを済ませておきましょう。
ただし、引っ越し時期は繁忙期のため、ガス会社が混む前に早めに手続きを済ませておくことがおすすめです。

また、前の住所地でのガスの使用停止手続きも合わせて行う必要があります。
前住所と新住所ともに都市ガスで、同じ都市ガス会社の場合はガスの使用停止・開始手続きが同時にできて便利です。

引っ越し先のガス会社が変わるときはどうすれば良い?

引っ越し先の都市ガス会社を探す場合は一般社団法人日本ガス協会のホームページから、引っ越し予定の地域で都市ガスを供給しているガス事業者を探すことができます。

その中でお住まい予定の地域に該当するガス会社を選択し、上述した開栓までの手順どおりに進めればガスを使用することができます。

人口が集中する都市部でのみしか供給できない都市ガスは、各ガス会社によってガスを供給できるエリアが限られているため、引っ越し先で都市ガスが使えてもガス会社を変えなければならないことも出てきます。
それも引っ越しが決まった段階で確認しておきましょう。

賃貸物件の場合、不動産屋さんから紹介されるガス会社と契約しなければいけないこともあるので、事前に確認しておくことが大事です。

電力会社が提供する都市ガスもある

2017年の都市ガスの自由化により、都市ガス事業に新規参入する都市ガス事業者が増えました。
その中で、生活に欠かせない電気を供給する電力会社のガス事業への参入も相次ぎ、電気とガスを同時に契約することでお得になるプランを提供して、新規契約者の募集を広げています。

しかし、電力会社が供給するガスと都市ガス会社が供給するガスには違いがあるのでは?という声がありますが、実は何も変わりありません。

むしろ電気料金とガス料金がともに安くなり、支払先も統一されるためメリットと言えるでしょう。

あくまでもご家庭の電気やガスの使い方にもよりますが、光熱費が少しでも抑えられるのであれば同時契約をおすすめします。

まとめ

いかがでしたか?

今日は引っ越し先で都市ガスを使用開始する際の手続きについてお話しました。

手続き自体は簡単なものですが、立ち会いが必要であったり、ガスの使用開始・開栓手続きを行う日程を前もって決めた上で申し込みをすることがスムーズな引っ越しをすることに繋がります。

また、都市ガスは供給エリアに限りがあるので、引っ越し先の都市ガス会社も事前に確認しておきましょう。

電力会社が提供する都市ガスを契約することもおすすめです。

【まちガス】
TEL : 0120-984-667(フリーダイヤル)
営業時間 : 9:00~19:00(年中無休)
※ 対象者様:戸建所有者 / 物件オーナー / 店舗 / 事務所
※ 集合住宅や賃貸の方は、必ず大家様の許可を得てお問い合わせ下さい。
※ 料金のお支払やガスの開栓閉栓は、ご契約のガス屋さんにご依頼下さい。
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