- サーキュレーターで冷気を循環させる
- フィルターをこまめに掃除する
- 室外機の設置環境を確認する
夏になると一気に電気代が高くなることに頭を悩ませている人もいるのではないでしょうか。
その原因の多くはエアコンの冷房です。
電気代の中でも大きな金額を占めるエアコンの電気代。
少しでも安くするにはどうすればいいのでしょうか?
今日はエアコンの電力に節約のコツをご紹介します。
目次
エアコンを上手に使うためのポイント
真夏はエアコンの消費電力が非常に大きくなります。
工夫して利用することで電気料金を抑えることができます。
まずは真夏時のエアコンの電気料金を抑える方法をご紹介します。
まず換気をする
真夏は外から帰ると部屋の中の空気が外よりも暑くなっています。
そんな時はすぐにエアコンをつけるのではなく、まずは窓を開けて部屋の換気をしましょう。
室内の熱気を部屋の外に逃がしてからエアコンをつけることで、無駄な電力を使わずすばやく効率的に部屋を冷やすことができます。
窓を開けて換気をする場合は、1か所ではなく2カ所以上の窓を開けることで空気の通り道ができて効率的な換気ができます。
可能ならば部屋の対角線上の窓をあけましょう。
部屋の中央の空気が素早く抜けます。
窓の断熱
エアコンで快適な温度に設定しても、窓の断熱性が悪いと外の温度の影響を強く受け、部屋の温度が思ったように下がらないというケースも。
それを防ぐためには、断熱シートを窓に貼って窓の断熱性を高めましょう。
ホームセンターで気軽に購入できるので簡単に始められる節電対策になります。
しかし断熱力を高めるために分厚いシートを貼ると窓から入る光の量が減り、部屋が暗くなってしまいます。
貼りつけた後に後悔しないよう、保温性と室内の明るさについて確認してから、断熱シートを購入しましょう。
サーキュレーターを併用する
エアコンとサーキュレーターを併用することがおすすめです。
エアコンをつけたのに部屋がなかなか涼しくならないケースがあります。
そんな時はエアコンの設定温度を下げる前にサーキュレーターを活用しましょう。
サーキュレーターを利用することでエアコンの冷たい空気を遠くにすばやく送ることができます。
エアコンを背にして風の吹く方向にサーキュレーターを向けると、冷たい風を更に遠くに送ることができます。
また、部屋の空気が対流することで風がおこり、部屋内の温度と体感温度を下げることができるのです。
エアコンの設定温度を下げるよりも、高い設定温度でサーキュレーターを使用したほうが体感温度を下げて、結果的に電気料金を安くすることができます。
サーキュレーターと人の距離が近いときは、弱い風量でも体が冷えてしまうことがあります。
風が気になる方や寝室で使う場合には、サーキュレーターの風を壁や天井に当てて跳ね返ってきた間接気流を利用すると風がやわらかくなります。
フィルターを定期的に掃除する
エアコンは内部のフィルターが目詰まりすると吸いこむ空気の量が少なくなり、冷却する力が低下するため多くの電力が必要になります。
面倒に思えるかもしれませんが、フィルターは2週間に1度は掃除することがベストです。
フィルターのほこりは水洗いをするか掃除機で吸いとります。
汚れがひどいときには中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗い、日陰でよく乾かしましょう。
温度と湿度を調整する
設定温度はエアコンの節電に大きく関わっています。
設定温度を1℃変えると消費電力は10%も変わると言われています。
設定温度を変更しなくても湿度を低くすることで、随分涼しく感じることができます。
人間が快適と感じる環境は、温度と湿度のバランスで決まります。
夏場は室温を下げなくても湿度が下がることで涼しく感じますし、冬場も設定温度を低めにしていても、湿度を上げることで設定温度が高めの時と同じ暖かさを感じることができます。
お使いのエアコンが、温度と湿度を設定できるタイプならぜひお試しください。
夏場は除湿機や乾燥機も活用しましょう。
人にも住まいにもちょうどいい湿度は40~60%とされています。
部屋の中をちょうどいい湿度バランスに保ちながら、この冬を健康で快適に過ごしましょう。
室外機の点検
室外機の点検も節電をする上では大きなポイントの一つとなります。
意外に思われるかもしれませんが、涼しい風や温かさを作っているのは実は室外機の方です。
そのため、室外機の稼働効率が落ちないようにすることも大事です。
室外機は日陰に設置するか日除けで直射日光を防ぐことが節電につながります。
部屋の中の熱を部屋の外に排出する際に、室外機の中では多くの電力を使用します。
室外機が直射日光や地面からの照り返しにさらされるとその付近が高温になるため、室外機の熱を捨てる効率が低下して電力を余分に消費してしまいます。
室外機は日陰に設置するか室外機から1mほど離れたところに植木を植えたり、よしずをたてかけるなどで日陰を作りましょう。
ただし、室外機を板で囲ったりよしずをたてかけた時に吹き出し口をふさいでしまわないよう十分な注意が必要です。
また、室外機の吹き出し口をふさがないように注意しましょう。
エアコンはら放出される冷気は室外機が作っていますが、室外機の吹き出し口付近やその周囲にものを置いたり本体をカバーで覆ってしまうと稼働効率が著しく低下します。
室外機の周辺はできるだけ風通しをよくし、スムーズに空気が循環するようスペースを作っておきましょう。
室外機用カバーは放熱をさまたげることになり余分な電気を使用します。
冷房使用時は外しておきましょう。
まとめ
経済産業省資源エネルギー庁によると、夏の家庭における電気代の約6割はエアコンが占めています。
エアコンの電気代を節約すれば家計の負担が減り、今以上に暮らしやすくなることでしょう。
今日紹介した節約のコツをぜひ実践してみてください。