快適な日常生活をおくるにあたって欠かせない掃除機。
部屋も広さやライフスタイルによって使い勝手が違ってくる家電でもあります。
たくさんの種類があって、どうやって選んでいいかわからない人も多いでしょう。
最近の掃除機は機能面で優れたものが多いため、安くはありません。
買ってから「使い勝手がちょっと・・・」なんていう状況に陥ることは避けたいところです。
今日は、一般的なキャニスター型やスティック型からロボット型など、掃除機をタイプ別に分類し、機能や選び方をご紹介します。
目次
掃除機の種類
「掃除機」と一言で言ってもその種類は様々です。
形状別に、大きく3つに分けて説明しましょう。
キャニスター型
掃除機としてもっともオーソドックスなのがキャニスター型。
吸引力に定評があり、多くの家庭でメイン掃除機として活躍しているタイプです。
掃除しながら本体部分をコロコロと引っ張って使うので、取り回しにくいという面もありますが、最近は本体をコンパクトに設計して追従性を高めた製品も登場するなど、着実に進化を遂げています。
また集じん容量が多いので、たくさんのゴミを集めることができます。
スティック型
最近、特に人気が高まっているのがスティック型の掃除機です。
多くのモデルが本体にバッテリーを内蔵し、コードレスで使えます。
半面、バッテリーの寿命が近くなると充電が必要だったり、一般的にキャニスター型と比べると吸引力は弱めではあります。
しかし最近は吸引性能が上がってメイン掃除機として使用するユーザーも増加しています。
充電スタンドからサッと取り外して使える取り回しのよさと手軽さが魅力です。
ノズルとヘッドを付け替えて、コンパクトなハンディ型になるモデルも多く発売されています。
ロボット型
自走式の掃除機を全般的に「ロボット掃除機」と呼びます。
本体にカメラや各種センサーを搭載し、部屋の位置や室内の物体を検知して、賢く自動走行しながらゴミを吸引してくれます。
現在は、メインで使用する掃除機というよりは、留守の間に床の細かいゴミを吸い取ってキレイにしておいてもらうという役割が一般的になってるようです。
Wi-Fi機能を搭載し、スマホのアプリから操作が可能なモデルも増えています。
集じん方式
集じん方式とは、ゴミを集める方法です。
これは大きく以下の2種類に分かれます。
紙パック式
紙パック式は本体内部に使い捨ての紙パックを設置し、その中にゴミを溜める仕組みです。
いわば、紙パック自体がフィルターの役割も果たしています。
紙パックは消耗品なのでコストはかかりますが、中身が満タンになるまでゴミを溜めておけるので、ゴミ捨ての頻度が抑えられます。
ゴミ捨ての際には紙パックごと捨てられるので、ゴミが周囲に舞うことがなく、清潔に処理できます。
しかしゴミが溜まってくると、吸引力が落ちたりいやな臭いが発生することがあるので、注意が必要です。
メリット
- ゴミに触れないで済む
- ホコリが舞わない
デメリット
- 取り付けの手間がかかる
- コストがかかる
サイクロン式
サイクロン式は吸い取ったゴミと空気を風力で遠心分離させて、ゴミだけを本体内部のダストボックスに集める方式です。
ゴミをしっかり分離させることでフィルターが目詰まりしにくく、吸引力の低下を抑えることができます。
また、ダストボックスに直接ゴミを溜め込むので、紙パック式のように消耗品コストがかからないのも魅力。
ただ、紙パック式に比べてこまめにゴミ捨てを行う必要があることと、ダストカップから直接ゴミを取り出すことになるので、周囲にホコリが舞いやすいという一面があります。
メリット
- コストがかからない
- 吸引力が強い
デメリット
- ケースを掃除する手間がかかる
電源の種類
電源は主に充電式(コードレス)と電源コード式に分類できます。
電源コード式
主にキャニスター型に採用されています。
もちろん使用中に電源が落ちる心配はなく、吸引力にも定評があります。
使う範囲は限られますが、使用時間を気にする必要がないので、掃除は休みの日に一気にしたいという方におすすめです。
コードレス
主にスティック型に採用されていて、文字通り、充電しておけばコードなしで使えるタイプです。
コンセントのない部屋でも使え、コードが引っかかることがないので小回りがきき、気軽にお掃除できます。
最近はバッテリーの性能が上がったことで駆動時間が延び、それなりに吸引力も向上してきました。
このため、最近はどんどんコードレス型の人気が高まっているのです。
ヘッドの種類
掃除機の性能に関わる部分でもうひとつ大事なのが、ゴミを吸い取るヘッド部の仕様です。
主に以下の3種類に分けられます。
モーター式
モーターでヘッド内部のブラシを回転させて、ゴミをかき出す方式です。
フローリングはもちろん、じゅうたんやカーペットに絡んだゴミもかき出して吸い取るので、集じん性能の高さが特徴。
大体、各メーカーの中級以上の機種に搭載される機能です。
自走モーター式
上述のモーター式と同じ仕組みのうえ、さらにモーターの力でヘッドが進むようになっているモデルです。
力を入れずに掃除機をかけられるのが大きな魅力。
主に、高級モデルに搭載される機能です。
エアタービン式
ゴミを吸い込む際の風力を利用してヘッド内部のブラシを回転させるという、昔ながらの方式。
もちろんモーター式と比べて集じん力は落ちますが、コストを抑えられるというメリットがあります。
まとめ
いかがでしたか?
掃除は面倒なもので、なかなかやる気になれない人が多いのではないでしょうか?
あなたにぴったりなスペックの機種を賢く選んで、楽しんで掃除ができたらいいですね。