- 引っ越しに伴って現在のインターネットの契約状況を確認しましょう
- プロバイダーと回線業者を別々に契約している場合はそれぞれに連絡が必要です
- インターネットの引っ越し手続きを行う場合は少なくとも1ヶ月前には始めましょう
引っ越しの際、忘れてはいけないのが「インターネット」の手続き。
荷造りやライフラインの手続きは済ませても、うっかりネット回線の引っ越し手続きを忘れてしまっていたという方も多いと思います。
その他にも、引っ越しと同時にネット回線業者を切り替えようと思っている方もいるでしょう。
そこで今日は引っ越しの際のインターネットにまつわる手続きについてお話ししていきます。
この記事を参考にして大事なインターネット手続きをスムーズに行えるようにしましょう。
目次
現在のインターネットの契約内容を確認しよう
引っ越しの際は、現在のインターネットの契約内容についてまずは確認しましょう。
インターネットを契約した際、
- プロバイダー業者と回線業者をそれぞれ別々で契約したのか
- プロバイダーを通して回線事業者とセットで契約したのか
以上のような確認が必要です。
一般的にインターネットを契約すると、プロバイダーと回線事業者をそれぞれ個別で契約するケースと、セットで契約するケースがあります。
引っ越しの際インターネットの手続きをする上でセットで契約していれば、引っ越し手続きや解約手続きはプロバイダーに一括してお願いすることができます。
しかし、別々で契約していた場合は、引っ越しの際それぞれの業者に連絡して手続きが必要になります。
引っ越し後も同じプロバイダーと回線を続けて利用する場合の手続き方法
ここからは引っ越し先でも同じプロバイダーと回線事業者を継続して利用する場合についてお話しします。
以下の手順で進めるとスムーズに行うことができます。
手順①引っ越し先は集合住宅の場合は回線設備が導入されているか確認する
引っ越し先が集合住宅の場合、物件にインターネットの回線設備が導入されているかどうかをまずは確認しましょう。
管理会社または大家さんに連絡すれば確認することができます。
既に導入されている場合は、インターネット回線の種類や回線事業者の名前を聞いておきます。
現在契約しているプロバイダーか回線事業者に問い合わせれば、引っ越し先の物件に同じ回線設備が導入されているかどうかの確認をしてくれることもあります。
手順②インターネット回線事業者へ引っ越しすることを伝える
続いてプロバイダーと回線事業者を別々に契約してる場合は、回線事業者に引っ越しすることを伝えます。
この手続きはインターネットからでも可能なので、契約している回線業者からのホームページなどを確認してみましょう。
回線業者に連絡する際は、引越し先の住所や、登録している電話番号、契約者名、引越し先の物件は集合住宅か戸建てかなどを伝える必要があるので、それらの情報を手元に用意しておく必要があります。
また、いつ引っ越しするかによって回線の開通工事の日程も調整する必要があるので、スケジュールも確認しておきましょう。
この手続きは、引っ越しが決まり次第すぐに行うことをおすすめします。
引越し日直前だと手続きに時間がかかってしまい、新居ですぐにインターネットを使うことができなくなってしまうので注意しましょう。
手順③現在のプロバイダーが引っ越し先の住所に対応しているかを確認する
次に、現在契約中のプロバイダーにも引っ越しの連絡をします。
まずはプロバイダーも回線業者同様、引越し先で利用できるかどうかを確認する必要があります。
契約しているプロバイダー業者に直接電話で連絡するか、インターネットで問い合わせることができます。
もし引越し先で同じプロバイダーを利用できなかった場合は、新しく引越し先で利用できるプロバイダーを探しましょう。
新住所で現在契約中のプロバイダーが引き続き利用できる場合、以下の内容も合わせて確認します。
- 現在利用中のプランが引き続き利用できるか
- 引っ越し希望日を伝える
- (回線業者とセットで契約している場合)回線業者にも引っ越し・継続利用の連絡をしてくれるかどうか
- (レンタル機器があれば)機器の返却が必要かどうか
引っ越しで現在のプロバイダーと回線を解約する場合の手続き方法
引っ越しに伴って、現在契約中のプロバイダーと回線業者を解約して、新たな業者へ切り替える際の手続きについてお話します。
ここではプロバイダーと回線業者をセットで契約している際の手続方法について紹介していきます。
別々で契約している場合は、それぞれの業者に連絡を入れましょう。
解約について、プロバイダーには以下の内容を確認します。
解約における違約金の有無
インターネット契約には2年や3年縛りなどの契約になっているものも多いため、解約する日によっては違約金が発生する場合があります。
特にキャンペーンなどでお得に契約をした場合、1,2年以内で解約すると数万円の違約金が発生したり、過去の割引分の総額を違約金として支払ったりする必要があるので、契約内容を解約前に確認しておきましょう。
機器の返却の有無
無線LANルーターやモデム機器などをレンタルしている場合、解約時にそれらの返却が必要な場合があります。
その際は、返却時の梱包方法や送料負担などを事前に確認しておきましょう。
よくあるのは、業者から返送用キットのような箱が送られてきて、それに従って返却すれば簡単に返却ができます。
回線の撤去工事が必要かどうか
契約していた物件で個別に回線を引いていた場合、それらを解約時に撤去する工事が必要かどうかも確認しましょう。
集合住宅ではよくあることです。
残りの利用料金の精算方法
解約した日によっては、残りの通信料の支払いがどうなるかも確認が必要です。
一般的には、月のどの日に解約してもその月の利用料を丸ごと支払うことになっているプロバイダーが多いのが現状です。
引っ越しして新規のプロバイダーと回線を契約する場合の手続き方法
引っ越しに伴って元プロバイダーと回線業者を解約したら、新しいインターネット回線業者と契約しましょう。
新規で申し込みをする場合は、回線業者→プロバイダーの順で行います。
セットで申し込みをする場合は、契約予定のプロバイダーの窓口へ申し込みをすれば一度の連絡で済みます。
新規での申し込みはインターネットが簡単で便利ですが、電話や場合によっては家電量販店などの店頭でも受け付けています。
インターネットの新規申し込みには、キャンペーンなどを活用すれば回線の工事費用が無料になったり、様々な特典を受けられたりするので、Webサイトや店頭などでキャンペーンが行われていないかもチェックしておくことをおすすめします。
引っ越しでプロバイダーと回線業者に連絡するタイミングは?
引っ越しに伴ってインターネットの移転手続きを行う場合、少なくとも1ヶ月前には連絡をしておきましょう。
これはインターネットを引越し先でも継続する場合や解約・新規の申し込みをする場合のすべてにおいて該当します。
引っ越しが決まったタイミングで連絡を入れておけば、スムーズに手続きを済ませることができます。
プロバイダーや回線業者へ連絡をしてから、新居でインターネットが使えるようになるまで、通常であっても3週間以上はかかるので、1ヶ月という目安は正しいと言えます。
引っ越しの際のインターネット手続きで注意点2つ
その他に、引っ越しの際に注意しておくべきことはあるのでしょうか。
インターネットが使えない期間が発生する場合がある
引っ越しの前後では解約日の調整をしたり、引越し先で工事が必要な場合など、その間はインターネットが使えないことがあります。
プロバイダーや回線業者に早めに引っ越しの連絡を入れていても、新居で回線工事が必要な場合は、工事日が遅れることがよくあります。
そもそも新居でインターネットを利用開始したい日に合わせて回線工事を入れることが難しくなっています。
なので、回線工事が必要なときは余裕を持って申し込みをしておくと良いでしょう。
回線の開通工事には立ち会いが必要
新居で回線工事や機器の設置工事をする場合、契約者の立ち会いが必要になることがあります。
回線工事には作業員が室内から建物の回線状況の確認や開通を行うため、立ち会いをしなければ工事ができません。
建物に回線が引かれていない状況であれば1~2時間程度、回線がすでに引かれていて機器の設置のみであれば30分~1時間程度で作業が終わります。
まとめ
引っ越しにあたってインターネットの移転手続きは、時間に余裕をもって行うことをおすすめします。
インターネットを活用すれば手続き自体はスムーズに行うことができるので、引っ越しが決まったその日のうちに済ませておきましょう。
ただし、引っ越しに伴って解約すると違約金が発生する場合があるので注意しましょう。
また、引越し先で現在利用中のものが使えない場合は、新規で申し込みをする必要があることも頭に入れておくことです。