- プロパンガスはレンタル業者から借りることができる
- 緊急時に業者が駆けつけられる範囲内(保安距離)でしか使用できない
- レンタルする際は注意点を確認した上でプロパンガスを使用する
最近、キャンプやバーベキューなどのアウトドアが流行っています。
また、移動販売や車の中で調理して販売するキッチンカーも話題になっています。
そんなときに欠かせないのがプロパンガスの存在です。
調理などで火を使うために持ち運びできるものとして、プロパンガスが大活躍しています。
今日はプロパンガスをレンタルする方法や注意点などをご紹介します。
目次
プロパンガスはレンタルできる?
プロパンガスは誰でもレンタルして利用することができます。
気軽にプロパンガスを利用できることから、レンタルでの利用が主流になっています。
プロパンガスを戸建住宅や集合住宅などの建物に配送して設置するには、専門の資格を持った業者が行います。
個人でガスボンベを購入して、ガス業者にプロパンガスを充填してもらうことで、プロパンガスを利用できる方法もあります。
プロパンガスをレンタルするメリット
使いたいときに使える
プロパンガスをレンタルする際のメリットは、なんといっても使いたいときに使えることです。
プロパンガスを各家庭で利用するために契約をしなければいけません。
また、契約をすると10~15年の長期契約になるものです。
レンタルの場合は、必要な量のガスを使いたい日に使用できるので非常に使い勝手が良いです。
しかも、配送や設置・回収までガス業者が行ってくれるので、便利なものです。
リーズナブル
プロパンガスをスポットで使用する場合はレンタルするほうがお得です。
よく使われる5kgサイズのガスボンベをレンタルと購入で比較すると
購入の場合、ガスボンベの費用15,000円~に加え、ガスの契約料金も合わせて20,000円前後の費用になります。
一方でレンタルの場合は、5,000円前後+配送・設置コストで済みます。
レンタルするガス会社によりますが、数日から1週間ほどの利用であればレンタルのほうがお得と言えます。
プロパンガスをレンタルする方法

レンタル業者を探す
プロパンガスをレンタルするために、まずはレンタル業者を探します。
ただし、ここで注意点があります。
使用する場所によってはレンタルができない場合があるのです。
プロパンガスは、使用する場所が緊急時に30分以内で到着できる範囲内(保安距離)でないと貸し出しを行えません。
そのため、プロパンガスを使いたい地域に対応していない業者もあるので、対応エリアを確認してからレンタル業者を選びましょう。
申し込み・利用手続き
プロパンガスのレンタル業者が決まったら申込みをしましょう。
その際に、契約内容の確認や、実際に使用する場所や環境、使用用途、どれくらい使用予定かなどの取り決めを行います。
申し込んでもすぐには利用できない場合があり、時期によっては貸し出しが多く、数週間から1ヶ月がかかることもあります。
屋外でのお祭りやイベントなどが多くなる時期は貸し出しが多くなるので、早めに申し込みや利用手続きをしましょう。
また、レンタルの際に容器や機器の破損等に備えて、保証金を支払いを求められるケースもあるので、現金で用意しておきましょう。
ガスボンベの受け取り
プロパンガスは、レンタル業者に配送してもらう方法や自分で受け取りに行く方法があります。
業者に現地へ運搬してもらう場合は、別途送料がかかります。
自分で車などで受け取りに行く場合は費用はかかりませんが、車に積むガスの容量に注意が必要です。
法令により自家用車(高圧ガス積載車以外)1台での持ち運びは、8kg以下の容器で計21kgまでとなっています。
組み合わせ例
- 8kg 2本・5kg 1本
- 5kg 4本
- 8kg 1本・5kg 2本
それ以上の容量が必要な場合は、レンタル業者にお願いするか、複数台の車を用意してください。
ガスボンベの返却
レンタルしたプロパンガスを返却します。
その際に、多くの会社では以下のような手順で返却をします。
業者に回収を依頼する場合の注意点
・レンタル機器類の清掃
・付属品が揃っているか確認
自分で返却する場合
・レンタル機器の清掃と付属品の確認
・受け取り場所へ搬送
プロパンガスをレンタルする際の注意点
これまでプロパンガスをレンタルする方法や流れについて話しました。
ここからは、プロパンガスをレンタルする際の注意点について説明します。
残ガスへの返金はない
レンタルが終わり、ガスボンベ内に残ガスがあっても返金してくれる業者はありません。
プロパンガスをレンタルする前に使用用途や使用する時間を把握し、事前にレンタル業者へ相談しましょう。
未使用のボンベに対しては値引きの対応のある業者もあるので、レンタル前に確認しておきましょう。
ガスボンベ機器の紛失や取り違い
使用後に返却する際、ガス機器やガスボンベの取り違えが多発しています。
特に屋外でのお祭りやイベントでは、数多くの露店販売が行われます。
現地にガスボンベやガス機器を設置した際は、後からでも判別できるようにマークをつけるなどの対応をしましょう。
設置場所に気をつける
ガスボンベを自分で設置したり移動させたりする場合は、必ず平らな場所を確保しましょう。
また、ガスボンベの周りに倒れてきそうなものがないかも確認しましょう。
使用中は目を離さない
ガスの使用中は決してそばから離れないでください。
もし離れなければならない場合は、必ず他の誰かに見張りをお願いしましょう。
万が一に備えて、消化器や多めの水も忘れずに用意しておきましょう。
火気に近づけない
ガスボンベの近くには火気を置かない、近づけないように注意してください。
プロパンガスのガスボンベの耐久性に定評はありますが、万が一ガス漏れが起きた際に、爆発が起きる危険性があります。
また、屋外で使用する際や自家用車で運搬する際に、ガスボンベが高温にならないように注意してください。
真夏は直射日光が当たるので、ガス漏れにより爆発が起こる可能性があります。
設備の取り付け・取り外しは業者の許可を得る
ガス機器の取り扱いをする際は、必ず業者の許可を得てから行うようにしましょう。
レンタルのプロパンガスを使用する際の、運搬・設置はすべて業者にお願いすることがおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
プロパンガスは誰でも気軽にレンタルすることができます。
使用するには注意点をしっかり守って、安全に使用しましょう。