- 個人でプロパンガスを利用するには個人で契約するか、ガスボンベをガス販売店に持ち込む方法がある
- ガスを充填したガスボンベを持ち運ぶ際は運べる量が法的に決まっているので遵守する
- 最近は規制が厳しくなり、ガスボンベを持ち込んでのガスの充填が拒否されるケースが増えている
プロパンガスはガスボンベを設置できればどこでも使用可能です。
お祭りやイベント会場では、露店販売などで活躍しており、便利なものです。
最近では、キャンプやバーベキュー、移動販売が流行り、個人でプロパンガスを所有する方もいます。
今日はプロパンガスを個人で購入して、ガスを充填する(詰める)方法までを解説します。
目次
プロパンガスについて
プロパンガスはどのようなものか知っていますか?
プロパンガスは液化石油ガスと言い、LPガス、LPGとも呼ばれます。
一般的にガスボンベにプロパンガスが充填され、使用する場所に設置して使用します。
液化石油ガス(えきかせきゆガス、英: liquefied petroleum gas、LPガス、LPG)は、プロパン・ブタンなどを主成分とし、圧縮することにより常温で容易に液化できるガス燃料(気体状の燃料)の一種である。
プロパンガスボンベの種類
プロパンガス(LPガス)のガスボンベにはいくつか種類があり、大きく分けて一般家庭用と工業用があります。
一般家庭用のボンベでは2~50kgのプロパンガスが充填できるガスボンベのサイズがあります。
このうち、一般家庭用で最も多く利用されるガスボンベのサイズが20kgと50kgボンベになります。
工業用は425~3000kgのガスが充填できるガスボンベとなっており、一般家庭用と比べて大容量になっています。
プロパンガスを仕入れる方法
プロパンガスを仕入れる前に、ガスボンベの購入が必要です。
また、ガスを供給するためのガスホースなどのガス機器も購入が必要です。
最近ではネットでもガスボンベやガス機器の購入ができます。
安いもので15,000円から販売されています。
また、ガスボンベやガス機器のレンタルをしてくれる業者さんもいるので、ネットで探してみてください。
プロパンガスを購入する方法
以下の手順でプロパンガスを購入することができます。
- 個人契約ができるプロパンガス会社を探す
- 直接プロパンガス会社にガスボンベを持ち込んで充填する
個人契約ができるプロパンガス会社を探す
まずは個人で契約できるプロパンガス会社を探しましょう。
購入したガスボンベにプロパンガスを充填してくれるガス会社でないといけません。
ご自宅でプロパンガスを契約している方は、ガスの充填をしてもらえるか、契約しているガス会社へ確認してみましょう。
直接プロパンガス会社にガスボンベを持ち込んで充填する
契約するガス会社が決まったら、ガスボンベをガス会社へ持ち込めば充填してもらうことができます。
気になるガス料金は、契約しているプロパンガス会社やエリアにより異なりますが、1kgあたり400~800円ほどです。
「基本料金が無い」という点が、各ご家庭で使用するプロパンガスの料金システムと異なります。
ガスを使用する分だけ支払うということになります。
ただし、ガスの販売に様々な条件を設けるガス会社もあるので、契約前に確認しましょう。
ガスボンベを持ち運ぶ際の注意事項
ご自身でプロパンガスの容器を車に積んで運ぶ際、積める分は積んでいくということはできません。
法令により自家用車(高圧ガス積載車以外)1台での持ち運びは、8kg以下の容器で計21kgまでとなっています。
組み合わせ例
8kg 2本・5kg 1本
5kg 4本
8kg 1本・5kg 2本
それ以上の容量が必要な場合は、プロパンガス業者に依頼をするか、複数台の車を用意してください。
業者に依頼する場合は別途料金がかかる可能性があります。
消化器の購入
消化器の購入も忘れずに行いましょう。
プロパンガスを使用する際は、消化器の設置が義務付けられています。
キャンプや移動販売でも、万が一に備えて消化器を用意しておきましょう。
プロパンガスの充填を拒否される
最近では、プロパンガスの持ち込み充填を拒否されるケースが多くなっています。
理由としては、経済産業省が定めたルールにあります。
プロパンガスによる爆発事故などが発生した場合、ガス会社が原則30分以内に現場へ到着できる範囲内にある場所までしか供給できないというものです(保安距離)。
そのため、移動販売や最近流行りのキャンピングカー等で利用する場合に、プロパンガスの充填を断るケースが多くなっています。
まとめ
いかがでしたか?
今日は個人でもプロパンガスを購入して充填する方法を紹介しました。
一般的なご家庭でプロパンガスを使用する際とは違い、個人で購入する際は色々とハードルがあります。
まずは契約しているガス会社、検討しているガス会社へ確認してください。
最近ではキャンプや移動販売などのアウトドアが増え、キャンピングカー投資なども流行っています。
それに伴い、プロパンガスのレンタルができる業者もいるので、ご自身で探してみてください。